ウクライナ大統領府、ロシア侵攻につき脅威のある4方面を説明
アレストロヴィチ大統領府長官補佐官が記者会見時に記者からの質問に答える形で発言した。
アレストロヴィチ氏は、「私たち側で最もうまくいっているのは、統一部隊作戦圏の状況だ。ロシア国防省による発表・声明とは裏腹に、そこでは全ての攻撃が撃退され、防衛ラインは突破されていない。私たちは、現在シチャースチャ(ルハンシク州)で撃退した。そこでは、敵の装甲車を多く破壊し、(敵の)人員にも損耗が出ている。現在、損耗は現在が数えられている。しかし、簡単な言葉で言えば、私たちは彼らを非常に良く退治した、というところだ。そこでは、ロシア軍の6機目の航空機を撃墜。このテンポであれば、彼らが思っていたのよりもはるかに早く彼らの航空機がなくなり始めるだろう。ベラルーシ方面は、ウクライナ領に侵入しようとする2、3の戦車、2、3の歩兵戦闘車、50名の軍人の規模の前線部隊が現れ、私たちの抵抗を受け、すぐに後退した。私たちは、彼らが進軍しているとは言うことができないが、ウクライナ軍とその他の部隊が状況をモニターしている。そこでは、防衛ラインが展開されている」と報告した。
さらに、同氏は、軍人は一人もあきらめていないとし、ロシアが拡散しているウクライナ軍人の「逃亡」というのは予想されていた偽情報だと伝えた。
同氏はまた、東部のハルキウ市周辺は、市から4、5キロ北の地点で戦闘が生じており、ウクライナの国家警護隊が4両の戦車を撃退したと伝えた。同氏は、「彼らは、ハルキウ近くの戦車攻撃を撃退し、防衛を維持している」と発言した。同時に、ウクライナ軍人にとって楽にはならないだろうが、しかしウクライナ軍は状況をコントロールし続けていると補足した。
その他同氏は、4つの危険な方面は、「クリミア地峡、統一部隊作戦圏、ハルキウ方面、チェルニヒウ方面」であり、チェルニヒウ方面は、敵はチェルニヒウ州の北、スーミ州との行政境界線へ向かって近づいているとし、進んでいるのは10〜20キロに過ぎず、敵は現在ゆっくり進んでいると伝えた。
キーウ市に関しては、「理想的に守られている」とし、同市では、敵は苦しい戦闘を強いられるだろうとし、もしハルキウ近くで止められたら、おそらくキーウ近くでも止められるだろう」との見方を示した。
同時に、北西部のヴォリーニ州方面でロシア軍が国境を突破したとの情報は確認されていないとし、その地点では、国境警備隊が活動をしているが、突破はない、と発言した。
これに先立ち、ロシア連邦のプーチン露大統領は24日、ドンバス保護を目的とした特別軍事作戦実施に関する決定を採択。同日午前4時頃、ロシアがウクライナに対する攻撃を行い、戦争を開始した。
ゼレンシキー氏は、ロシアがウクライナへの侵攻を開始した、プーチンはウクライナとの、全文明世界との戦争を開始したとし、「彼は、私たちの国、私たちが築き上げてきた物全てを破壊したがっている」と発言した。
ウクライナ外務省は、プーチン露大統領の侵略を止めることができるのは、団結した断固とした行動だけだとし、国際社会に速やかに新たな制裁パッケージを発動するよう呼びかけた。