ウクライナ軍人40名以上が死亡、数十名が負傷=大統領府
ウクルインフォルム
アレストヴィチ大統領府長官補佐官は、24日に始まったロシア軍のウクライナへの更なる侵攻により、現時点でウクライナ軍人が40名以上死亡、数十名が負傷したと発表した。
アレストヴィチ氏が大統領府での記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。
アレストヴィチ氏は、「現在、ウクライナ軍人数十名の死亡が確認されている。それは主に、朝の空からの攻撃によるものだ。空爆とミサイルによるものだ。私は現在、40名以上の死者が出ており、数十名が負傷したことを把握している」と発言した。
同氏は、ゼレンシキー大統領が希望者に対して献血を行うよう呼びかけたことを喚起した。
同氏は同時に、ロシア側はウクライナ側にはるかに多くの損耗が出ることを期待していたとの見方を示しつつ、しかし、実際には、「人員、弾薬、戦闘能力のいずれにも」深刻な損害を与えることはできなかったと発言した。
そして同氏は、「一定の損耗はある」とし、近く損害に関する正確にまとめた情報が公開されることになると発言した。
これに先立ち、ロシア連邦のプーチン露大統領は24日、ドンバス保護を目的とした特別軍事作戦実施に関する決定を採択。同日午前4時頃、ロシアがウクライナに対する攻撃を行い、戦争を開始した。
ゼレンシキー氏は、ロシアがウクライナへの侵攻を開始した、プーチンはウクライナとの、全文明世界との戦争を開始したとし、「彼は、私たちの国、私たちが築き上げてきた物全てを破壊したがっている」と発言した。
ウクライナ外務省は、プーチン露大統領の侵略を止めることができるのは、団結した断固とした行動だけだとし、国際社会に速やかに新たな制裁パッケージを発動するよう呼びかけた。