ゼレンシキー宇大統領、譲歩の用意はあるが「ウクライナのことは裏切らない」と発言

ゼレンシキー宇大統領、譲歩の用意はあるが「ウクライナのことは裏切らない」と発言

ウクルインフォルム
ロシアからの侵略を受けるウクライナのゼレンシキー大統領は、ウクライナは戦争終結のために一定の行動をとる準備はあるが、その場合、ロシア側にも譲歩の準備がなければならないと発言した。

ゼレンシキー大統領が独ビルト紙へのインタビュー時に発言した

記者から、どのような譲歩をする準備があるかと質問されると、ゼレンシキー氏は、「どのような協議においても、私の目的は、ロシアとの戦争を止めることだ。そして、私には、一定の行動をとる準備がある」と発言した。

ゼレンシキー氏は、譲歩へ向かうことはできるが、しかし、譲歩が国家への裏切りとなってはいけないと指摘した。さらに、相手側も、譲歩の準備がなければならないとし、そのようにしての状況からの脱出が可能となるのだと発言した。

同氏は、「詳細は今は話すことができない」と指摘した。

同時に同氏は、両国の大統領が直接対話をしてのみ、戦争は終結できるだろうとの確信を示した。

また同氏は、現在行われていることは「真のテロだ」と述べ、「しかし、私たちは将来を信じている。私たちは、降伏しないし、自らの大地は明け渡さない」と強調した。

記者から、ショルツ独首相が、ロシアからの石油・天然ガスの禁輸に反対し続けていることについて尋ねられると、ゼレンシキー氏は、現在ショルツ氏や同国政府について判断を下したくないとしつつ、しかし、被害者数が増えた時には、いずれ「彼はそれ(禁輸)をするだろう」とコメントした。同氏は、「私たちのところで現在起こっていることは、あなたのところでも起こりうることだ。私たちはあなたたちのためにも死んでいるわけだ」と指摘した。

ゼレンシキー氏はさらに、自分のことに関しては恐れはないが、ウクライナの運命、マリウポリ、ドネツィク、メリトポリ、ヴォルノヴァハ、ハルキウ、ザポリッジャ州といった現在ひどい状況にある町々の運命のことを懸念していると述べた。

なお、ウクライナでは、2月24日からロシア連邦による侵略を受けている。

写真:ウクライナ最高会議


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