ウクライナ大統領府、ロシアとの協議の状況を説明 首脳会談へ向け準備

ウクライナ大統領府、ロシアとの協議の状況を説明 首脳会談へ向け準備

ウクルインフォルム
ウクライナのポドリャク大統領府長官補佐官は13日、ゼレンシキー宇大統領とプーチン露大統領の会談は、平和確立のための協議用の提案セットが作成されたら開催されるだろうと発言した。

ポドリャク補佐官がテレビ番組出演時に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

ポドリャク氏は、「現在、イスラエルやトルコといった仲介の役割をパートナーの支援を受けて、私たちは、安全の保証の観点から協議を実施するに適した場所を模索しているし、また、重要なことは、ウクライナの立場のみを考慮した合意(案)パッケージも作成している。私たちにとって重要な合意(案)だ。それが作成されて、暫定合意に至った際には、大統領たちが会って、最終的な平和に関する立場についての作業が行えるようになる。私は、その会談は開かれると思うし、そこに辿り着くまでにはもうそれほど長くかからないと思っている」と発言した。

他方で同氏は、首脳会談が開催されるは今後2、3日の話ではなく、ある程度時間がかかることだとも述べた。同氏は、「できるだけ早く開催されるように努力していく。なぜなら、私たちは一人一人の命を支持しているし、私たちは人々、特に民間人が殺されて欲しくないし、軍人も殺されて欲しくない。私たちのインフラも歪められて欲しくないからだ。ロシア人には、命は価値を持たない」と発言した。

その際同氏は、その点において、ウクライナの人々とロシアの人々の精神的な違いがあるとし、なぜなら、ウクライナ人にとって命は価値あるものだが、彼ら(ロシア人)にとっては命は誰かに圧力をかける手段だからだと指摘した。

同時に同氏は、「私は、彼らもまた、もう大統領の直接二者間協議に移行して、効果的な合意に署名したいと思っていると思う」と発言した。同氏は、ウクライナは自らの立場を譲らないとし、「私たちには協議プロセスにおいて具体的な目的がある。それは、戦争の終結、ロシア軍の速やかな撤退などだ。私は、もうこのプロセス全体についての理解が(ロシア側に)あり、妥協的な対話が行われているのを目にしている」と発言した。加えて同氏は、ロシア側との協議にて、最後通牒はすでに話されておらず、ロシア側はウクライナの立場を聞いていると指摘した。

ポドリャク氏は、通常ロシア人は、どのような立場でも脅迫の要素を用い、協議相手を恐れさせ、暴力を示すものだと指摘しつつ、「しかし、ロシア人は自分側の犠牲者の数を理解し、目にしなければいけない。それは1万3000人以上の死者なのだ。負傷者や捕虜の数や、ロシア連邦という名の国が感じ始めているショックについては、言うまでもなかろう」と発言した。

同氏はまた、現在ウクライナとロシアは恒常的にコンタクトを取り合っているとし、「私たちが口にする一つ一つの言葉が法的に正しく記述されるように」全ての側面について詳細に話していると指摘した。また、「ウクライナは得なければいけないものを得なければいけない。私たちのところでは、ゼレンシキー大統領やイェルマーク大統領府長官からのプロセス制御がある。両者は、ウクライナにとっての肯定的な決定の作成作業に非常に積極的に加わっている。協議上立場作成にだ」と発言した。

加えて同氏は、100年先までロシアの「顔を立てる」ことはもはや不可能だとの考えを示した。同氏は、「彼らは、まだそのこと、実際は(思っているより)はるかにひどいということを理解し切れていないのかもしれない。というのも、彼らはウクライナへやってきて、民間人を殺し始めたのだ。それは文明でなく、民間人相手に戦闘できる蛮族であり、自らの言葉に責任を負うことのできない人々である。彼らは、根本的な制裁パッケージを受け取った。それは、何にも左右されることなく、効力を有し続ける。それは、同国の経済を破壊していく。同国経済は、これまでもまあまあだったが、しかし他国との競争力の観点では弱い方だった。それら全てが、彼らに対して、数百年のしかかる。評判なし。経済もなし。生活の質もなし。私たちは、戦争とともにやってくる可能性のある人々に敬意は払えない」と発言した。


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