
14日、戦闘の激しい自治体との間で10本の人道回廊を開設へ
ウクルインフォルム
14日、ウクライナとロシアは、戦闘の激しい自治体から住民を避難させ、人道支援物資を配送するために、停戦を伴う人道回廊を10本設置することを計画している。
ウクライナのティモシェンコ大統領府副長官がテレグラム・チャンネルにて伝えた。
同日開設が予定されている人道回廊は、以下の通り。
ベルジャンシク〜マリウポリ(注:ザポリッジャを出発した人道支援配送用/避難用のバスがベルジャンシクで数日間止められている。これらバスのマリウポリへの移動が試みられる)
ボフダニウカ/ノヴァー・ボフダニウカ(キーウ州)〜ブロヴァリ(キーウ州)
ペレモーハ(キーウ州)〜ブロヴァリ
ボブリク(キーウ州)〜ブロヴァリ
ホストメリ(キーウ州)〜ビロホロドカ(キーウ州)
ネミシャイェヴェ/ボルゼリ(キーウ州)〜ビロホロドカ
ドミトリウカ(キーウ州)〜ビロホロドカ
シェヴェロドネツィク(ルハンシク州)〜スロヴヤンシク(ドネツィク州)
ポパースナ(ルハンシク州)〜スロヴヤンシク
ヒルシケ(ルハンシク州)〜スロヴヤンシク
また、同日、ヴェレシチューク副首相兼一時的被占領地再統合相は、動画メッセージにて、「私たちは今日、ヴェルジャンシクからマンフシュを通りマリウポリまで、食料品と医薬品を載せた人道車列の動きの妨害を解くよう努力を再開する」と発言した。
なお、ロシア軍による包囲の続く東部マリウポリ市では、電気、水、暖房がなく、通信もほぼ途切れている。ロシア側は、マリウポリ〜ザポリッジャ間の人道回廊に毎日合意をするが、実際には、人道車列の移動を妨害し続けている。市当局関係者は、同市の民間人死者は2187人だと発表している。