【ロシア侵略】14日のウクライナ各地の戦況=宇大統領府、軍参謀本部

【ロシア侵略】14日のウクライナ各地の戦況=宇大統領府、軍参謀本部

ウクルインフォルム
ウクライナのアレストヴィチ大統領府補佐官は14日、ロシア軍は現在、ドンバス地方、マリウポリ市、ミコライウ市に努力を集中していると発言した。

アレストヴィチ氏が14日昼の記者会見時に発言した

アレストヴィチ氏は、「現在、敵が作戦努力を向ける主な方面を決めたと述べることができる。それは、統一部隊作戦圏(編集注:ドネツィク・ルハンシク両州)、マリウポリ市、ミコライウ市だ」と発言した。

同時に同氏は、キーウ州、チェルニヒウ州、スーミ州、ハルキウ州の状況はより平穏であるとし、その理由はロシア軍が自らの兵力をウクライナの南部と東部に向かわせているからだと発言した。

同氏はまた、ロシア侵略軍は夜中に複数の町を攻撃したことを喚起しつつ、それはウクライナ軍のヘルソン州、統一部隊作戦圏、キーウ州における活躍に対する復讐の試みだろうとの考えを示した。

同時に同氏は、状況はウクライナ政権の制御下にあると強調した。

ウクライナ軍参謀本部もまた14日昼にフェイスブック・アカウントにて戦況報告を行った

報告によれば、ロシア軍はウクライナへの侵攻作戦を継続しているが、敵の現在の主要な課題である、ドネツィク・ルハンシク両州全域の制圧、ウクライナ左岸の支配確立は遂行できていない。

南部のミコライウ方面とクリヴィー・リフ方面では、敵の進軍を制止。

敵は、大きな戦果を上げられないことで、ウクライナの軍事・民間インフラを破壊することを目的に体系的な空爆を実施しており、その際破壊力の大きな弾薬の使用や民間人に対する無差別攻撃を行っている。参謀本部は、「そのような行為は、国際人道法により戦争犯罪に分類される」と指摘。

西部のヴォリーニ方面では、敵は、ベラルーシ軍部隊によるウクライナ・ベラルーシ国境の警備強化継続しており、無人機を用いて国境沿いの複数地点の空からの情報収集を行っている。

北部ポリッシャ方面では、ロシア軍はイルピン川沿いの障壁を克服し、ブチャ市とイルピン市にて増強を行う試みをあきらめていない。防衛行動を取ろうとしており、ウクライナ軍人を装った工作・諜報グループが編成されている。

北部シーヴェル方面では、敵は積極的な進軍は行っておらず、キーウ方面への侵攻試みを再開するために部隊再編が行われている。

北東部スロビダ方面では、敵は主に、ハルキウ周辺とイジュームでのウクライナ軍との戦闘によって生じた損失分の補填に集中。

南東部ドネツィク・タウリダ方面では、敵は積極的な戦闘行動を継続。敵は数の有利により、複数方面で部分的な成功をおさめている。

南部ピウデンニー・ブフ方面では、敵はクリヴィー・リフ方面への侵攻を継続しようとしており、部隊編成・補充を実施。ミコライウ包囲の試みを諦めず。

さらに、ロシア軍は、兵力増強を継続しており、傭兵部隊を編成しているという。現在ある情報では、シリア領にて、傭兵募集のセンターを開設、過去数日で、1000人以上を雇用し、400人近くがすでにロシアに到着しており、ロストフ州(ロシア)とホメリ州(ベラルーシ)のウクライナ国境近くに傭兵の滞在・準備のためのキャンプが設置されたという。


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