プーチンはウクライナにてシリアでの戦術を用いている=トルコ外交官

プーチンはウクライナにてシリアでの戦術を用いている=トルコ外交官

ウクルインフォルム
アイディン・アドナン・セズギン元駐ロシア・トルコ大使は、ロシア軍はウクライナにて、民間施設への攻撃、人道ミッション・住民避難の妨害といった、以前シリアで用いていた戦術を使っていると指摘した。

トルコのミリイェト紙がセズギン氏の発言を報じた

セズギン氏は、「現在、ウクライナでは、シリアにおいてみられた攻撃傾向と似た傾向が観察されている。ロシア軍は、無差別に攻撃をしている。ミサイル攻撃や空爆は、軍事施設のないところ、民間人居住区に対して行われている」と発言した。

同氏はまた、プーチンが用いたアレッポの戦術もまた町を制圧するためのものであったとし、具体的には、民間人への安全を宣言しながら、実際にはそのような安全は存在しないというものだと指摘した。同氏は、「人々が空爆を恐れ、街から脱出したがっている時、彼は、では人道回廊を開こうと言う。人道回廊が開かれても、彼は、合意した時間にその回廊を機能させずに、そこを爆撃するのだ」と説明した。

さらに同氏は、ロシアはチェチェン戦争でも類似の行動をとっていたとし、ロシア軍がチェチェンの住民を「盾」として利用していたことを喚起した。

また、同氏は、ロシアが拡散する偽情報についても「それは本質的には心理的プロパガンダ戦争である。ウクライナが侵攻したのではなく、ウクライナは自らの大地と住民を守っている。ゼレンシキー大統領が、自国民を、一般市民を殺して何を得ると言うのだろうか? 彼は何も得ない。それは嘘だ(編集注:ロシアが拡散する「ウクライナがドンバス住民を攻撃している」というプロパガンダのこと)。ロシアは、そのような言いがかりをチェチェンでも行っていたし、シリアでも行っていた。それは完全な欺瞞だ。国際社会はロシアをこれまでも非難してきた」と発言した。

同氏はまた、戦争が長引けば長引くほど、それは「プーチン」に対してこそ影響を及ぼすとし、なぜなら、戦争終結を目的にプーチン氏の周辺人物が彼に対して圧力をかけていくからだとし、プーチン氏はそれを実感しているだろうとの見方を示した。


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