新しい大型対露制裁の準備はすでに議論されている=ゼレンシキー大統領
ゼレンシキー大統領が18日昼の動画メッセージで発言した。
ゼレンシキー氏は、「次の対露制裁パッケージを議論している。かなり大型だ。彼らが私たちの国への一つ一つのミサイル、一つ一つの爆弾、一つ一つの発砲に代償が生じるということを感じるようにするためだ。ロシアの予算、ロシアの企業、ロシアの野心、ロシア政権を我が物にしている具体的な人物にとっての代償だ。そして、ウクライナにとっての平和が訪れない限り、対露制裁は安定的に伸長していかなければならない」と発言した。
同氏はまた、ロシアに対する制限を国家レベルでなく、社会レベルでも提案してくれている世界中の国々の人々に対して謝意を伝えた。具体的に同氏は、スウェーデンの港湾労働組合がロシアと関係のある全ての船舶と業務を行わないと約束してくれたことにつき謝意を表明し、それは正しい好例であり、全ての市民の機構、組合、ビジネス連合が追随すると良いとの考えを示した。
さらに同氏は、「もし今ロシアを止めず、今ロシアを罰さなければ、世界の他の侵略者が他の戦争を始めることになる。世界の様々な地域でだ。様々な大陸でだ。あちこちで、ある国が隣国を支配することを夢見るようになる。他の全ての潜在的侵略国が、戦争とは損害でしかなく、何も得られないということを目にするために、今行動しなければならない」と強調した。
その点で同氏は、全ての欧州の人々がロシアの船舶全てに対して港の利用を禁じるべきだと強調した。同氏は、「全てのロシアの商業船がロシアの軍艦に続くようにだ」と発言した。
また同氏は、西側の企業は全てロシアの市場から撤退すべきだとし、Nestle社やAUCHAN社がロシアでのビジネスを継続していることを批判した。
なお、ウクライナでは、2月24日から、ロシア軍による侵略戦争が続いている。
写真:大統領府