ゼレンシキー宇大統領、NATO加盟国にさらなる軍事支援を要請

ゼレンシキー宇大統領、NATO加盟国にさらなる軍事支援を要請

ウクルインフォルム
ウクライナのゼレンシキー大統領は24日、NATO首脳会談にてオンラインで演説を行い、ウクライナには無制限で軍事支援が必要な状態だと訴えた。

ゼレンシキー大統領のNATO首脳会談時の演説動画が公開された

ゼレンシキー大統領は、「ウクライナ軍は、すでに1か月、不平等な条件下で対抗している! そして、私は、すでに同じことを1か月繰り返し述べている。人々と私たちの町を助けるためには、ウクライナには軍事支援が必要だ。無制限で。ロシアが、私たちに対して自らの武器庫を無制限に使い、生きとし生きるもの全て、住宅から教会まで、食料庫から大学まで、橋から病院まで、全て破壊しているからだ。ウクライナは、あなた方に航空機をお願いした。私たちが人を失わないためだ。そして、あなたは何千もの戦闘機を持っている! しかし、私たちは今のところ1機ももらっていない。私たちは、戦車をお願いした。今死に向かっているマリウポリ、ベルジャンシク、メリトポリなどの私たちの町の包囲を解除するためだ。ロシアが何十万もの人を人質に取り、人工的に飢餓を生み出してる町だ。そこには水も、食料も、何もない。しかし、あなた方には、2万以上の戦車があるではないか! ウクライナは、1%しかお願いしていない。全てのあなた方が持つ戦車の1%だ! 送る、あるいは売ってくれと。しかし、私たちは、今のところはっきりした返事を受け取っていない…。戦争中において、支援要請に対して、はっきりした返答が受け取れないということは、もっとも恐ろしいことだ」と強調した。

さらにゼレンシキー氏は、ウクライナは一度たりとこの戦争を求めたことはなかったし、何年も戦争をしたいとは思っていないと述べ、「私たちは、人々を救いたいだけなのだ。私たちは生き残りたいのだ! 単に生き残ることを望んでいるのだ!」と強調し、他のいかなる民とも同じように、私たちには生き残る権利がある、その1%の権利があると指摘した。

同氏は、「私はNATOを非難してはいない。はっきりさせたいのだ。あなた方は悪くない。それはあなた方のミサイルではないし、あなた方の爆弾が私たちの町を破壊しているのではない。ところで、今朝は白リン弾があった。ロシアの白リン弾だ。またも、大人と子供が殺された。私は、単に、あなた方に知っておいて欲しいと思うのだ。同盟は、ロシアの攻撃、ロシアの占領から、ウクライナの人々の死を、まだ防ぐことができるということを。私たちが必要としている武器を全て供与することで」と発言した。

なお、3月24日、ウクライナのゼレンシキー大統領は、ロシア連邦からの全面的侵攻開始から1か月が経過したことを受け、ウクライナ国民と世界の人々に対するメッセージを発出している

写真:大統領府


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