ウクライナ国民のロシア国民への態度は不可逆的に悪化した=ゼレンシキー宇大統領

ウクライナ国民のロシア国民への態度は不可逆的に悪化した=ゼレンシキー宇大統領

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ウクライナのゼレンシキー大統領は、ウクライナ国民のロシア国民に対する態度が悪化したことを指摘し、その悪化には不可逆性があると発言した。

ゼレンシキー大統領がロシアの報道機関へのインタビュー時に発言した

ゼレンシキー氏は、「国民全体の(ロシア国民への)態度が悪化した。説明しよう。あなた方は今、多分理解するだろう。2014年、全てが始まった時、ウクライナのいわゆるロシア語話者地域、あるいは、ロシア語話者家族でも良いが、彼らは、それ(戦争)が終わることへの希望を抱いていた」とし、自分が2019年に大統領になってから、戦争を止めるためにあらゆることをしなければいけない、プロパガンダと闘わなければいけないとの理解があったと述べた。

同氏はまた、「変化を望んでいること、国を変えたいと思っていること、隣国との関係を変えたいと思っていること、言うなれば、全てを取り戻したいと思っていることを、自分の具体例で、示さなければいけない、ある意味、全て元通りにしたいとすら(思っていた)。ある意味では、2014年前の状態にまで。(ロシア側の)理解を得た上で、協議のテーブルにつかねばと(思っていた)」と発言し、就任後、自身がロシアとの関係改善を目指していたと示唆した。

ゼレンシキー氏は、しかしながら、過去1か月、ウクライナとロシアの間に巨大で歴史的かつ文化的な断絶が生じたとし、現在起きているのは単なる戦争ではなく、それよりももっとひどいものだと述べた。

同氏はその他、多くのロシアの人々がロシア政権の行動をさまざまな理由で支持していることにつき深い失望を感じていると指摘し、「数年間にもわたり完全な戦争に気付かないままでいてはならない。そうではないか? (中略)これ(戦争)は8年間も続いているのだ、何たること! 何と長いことか!」と述べ、この8年間、ウクライナとロシアの人々は色々な経験をしてきたと述べ、生じた深い失望が国民の間の嫌悪感に発展したのだと発言した。

その上で同氏は、「私はそれをどうやって元に戻せば良いのかにつき、答えを有していない。私には、いつかは元に戻るのか、という問いへの答えはない。私は預言者ではない」と発言した。

写真:大統領府


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