「ロシア軍はドンバス地方とウクライナ南部を制圧したがっている」=ゼレンシキー宇大統領

「ロシア軍はドンバス地方とウクライナ南部を制圧したがっている」=ゼレンシキー宇大統領

ウクルインフォルム
ウクライナのゼレンシキー大統領は2日、ロシア軍はウクライナ東部ドンバス地方と南部を制圧したがっているとし、他方でウクライナ側の目的はそれを阻止することだと発言した。

ゼレンシキー大統領が同日夜の動画メッセージで発言した

ゼレンシキー氏は、「ロシア軍の目的は何か。彼らは、ドンバス地方とウクライナ南部を制圧したがっている。私たちの目的は何か。自分たちを、自由を、私たちの大地と私たちの人々を守ることだ。守るためにあらゆることを行うことだ」と発言した。

また同氏は、ウクライナの防衛者たちはキーウ州とチェルニヒウ州の自治体のコントロールを回復し続けているとしつつ、同時にウクライナ軍はロシア軍を戦わずに逃すことはなく、到達できる範囲の者を攻撃し、殲滅していると伝えた。

さらに同氏は、現在ウクライナ側は東方の防衛を強化しているとし、ウクライナ政権はロシア側が東部の圧力を強めるための予備兵力を有していることを認識していると発言した。同氏はまた「私たちの英雄的なマリウポリは、引き続き敵のかなりの割合を抑制し続けている。その抵抗と、その他の私たちの街の勇敢さと強靭さのおかげで、ウクライナは貴重な時間を手に入れた。それは、敵の戦術を破壊し、敵の能力を弱体化することができる時間だ」と発言した。

その他ゼレンシキー氏は、同日親ウクライナ集会を開催したザポリッジャ州エネルホダル市の市民に対して謝意を伝えた。同氏は、「今日街を守るために集会に現れた勇敢なウクライナ人たち、自分の国を守るために現れた人々」へ感謝するとし、同時に自分の大地にいる平和な人々に対してロシア軍が発砲し、スタングレネードを使ったと喚起した。同氏は、「全ての負傷者について責任が問われる。そして、ウクライナの人々は屈さない。どんな圧力に対しても。どんな暴力に対しても」と強調した

ウクライナでは、2月24日からロシアの全面的侵略が続いている。

写真:大統領府


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