キーウ州でのロシア軍蛮行に対する各国首脳の非難コメント

キーウ州でのロシア軍蛮行に対する各国首脳の非難コメント

ウクルインフォルム
ウクライナ・キーウ州からロシア軍が撤退した後に明らかとなっている民間人に対する大量殺人などの凄惨な行為につき、各国首脳等が非難コメントを出している。

英BBC報道によれば、ジョンソン英首相は、「ロシアのイルピンとブチャの無実の民間人に対する凄惨な攻撃は、プーチンとその軍がウクライナにて戦争犯罪を行っていることを示すさらなる証拠だ。クレムリンによるいかなる否定も偽情報も、私たち皆の知っている真実を隠すことはできない。プーチンは、失意の中にあり、彼の侵攻は失敗しており、ウクライナの決心は、かつてないほどに強力となった」と発言した

ジョンソン氏はまた、プーチンの軍事機構の血を抜き取ってしまうためにあらゆることを行うとし、「英国は、国際刑事裁判所(ICC)によるウクライナにおいて犯された蛮行捜査を最初に支持した国だ。私たちは、正義が勝つまで安堵しない」と強調した。

マクロン仏大統領は、ツイッター・アカウントにて、「キーウ近郊の解放された町、ブチャから私たちのところに入ってくるイメージは、耐え難い。通りには、民間人何百の無惨に殺された民間人の遺体がある。犠牲者に哀悼を。ウクライナ人に連帯を。ロシア政権は、この犯罪の責任を負わざるを得ない」と発言した

トルドー加首相は、ツイッター・アカウントにて、「私たちは、ウクライナの民間人の殺人を強く非難し、ロシア政権に責任を負わせるようコミットし続ける。私たちは、ウクライナの人々をサポートするためにあらゆる可能なことを行い続けていく。そのとんでもないおぞましい行為に責任のある者は、正義の前に立たせられる」と強調した

岸田日本首相は、ツイッター・アカウントに、「キーウ近郊において、民間人に対して極めて凄惨な行為が繰り広げられていたことに強い衝撃を受けています。無辜の民間人の殺害は、国際人道法違反であり、断じて許されず、厳しく非難します。ロシアは、その責任を厳しく問われなければなりません」と書き込んだ

ショルツ独首相は、3日、「ロシア軍が数日前まで支配していたキーウ市から北の町にて、銃撃された何十もの民間人の死体や、その場凌ぎの埋葬が見つかった。通りは、死体で覆われ、その中には、女性、子供、高齢者のものもあった。私たちは、ロシア軍が実行したこれらの犯罪を捜査せねばならない。私は、独立して蛮行を記録するべく、国際赤十字研究所のような国際機関がそれら地域にアクセスを得ることを要求する」と発言した。

ショルツ氏はまた、ウクライナにおける戦争は6週間続いているとし、すでに何千人の無辜のウクライナ人が犠牲となり、殺人は止まっていないと指摘し、ロシアに対して、停戦に合意するよう呼びかけた。

同氏は、「それは恐ろしく、非常識で、正当化し得ない、多くの苦しみをもたらす、誰にも利益のない戦闘である」とし、その戦争は止まらなければならないと強調した。

さらに同氏は、「プーチンと彼を支える者たち」が感じる、さらなる行為につき、パートナー国・同盟国で議論をすることを発表した。

加えて同氏は、「私たちは、ウクライナが自らをロシアの侵略から守れるように、同国に武器を送り続ける」と発言した。

ドゥダ・ポーランド大統領は、ツイッター・アカウントに、「犯罪者のことは犯罪者と呼ばねばならず、彼らには責任を取らせ、裁かねばならない。ブチャの写真は、あらゆる代償をもってしても譲歩を模索すべきという信念の誤りを証明している。実際には、ウクライナの防衛者が何より必要としているのは、3つの物だ。それは、武器と、武器と、武器である」と強調した

また、ブリンケン米国務長官は、ツイッター・アカウントに、「私たちは、ブチャでのクレムリン軍による明らかな残虐行為を強く非難する。私たちは、あらゆる可能な手段を通じて、責任を追及し、責任ある者に責任を負わせるために、情報を記録し、共有している」と書き込んだ

なお、3月29日以降、キーウ州のイルピン、ブチャ、ホストメリをはじめとする各自治体がロシア軍から解放されているが、解放後の自治体にて、ロシア軍による民間人の大量殺人が確認されている。

キーウ州ブチャ市にて、約300人の住民が集団墓地に埋葬されていることがわかった他、路上でも何十人もの住民の遺体が見つかった。何名かの遺体は、手が後ろで縛られていた。

ウクライナのクレーバ外相は3日、キーウ州ブチャにおけるロシア軍による住民の大量殺人が明らかになったことを受け、G7に対して新たに強力な対露制裁を速やかに発動するよう要求している。


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