ウクライナは戦争を迅速に終わらせるために必要なだけの武器を受け取れていない=ゼレンシキー宇大統領

ウクライナは戦争を迅速に終わらせるために必要なだけの武器を受け取れていない=ゼレンシキー宇大統領

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ウクライナのゼレンシキー大統領は11日、残念ながら、ウクライナは自国領内の敵を完全に殲滅して、戦争を迅速に終わらせるために必要なだけの武器は得られていないと発言した。

ゼレンシキー大統領が同日夜の動画メッセージにて発言した

ゼレンシキー氏は、現在の重要課題は、防衛方策、ロシア軍のあらゆる攻撃を撃退するウクライナの能力の強化だとし、自身はほぼ24時間それに携わっていると指摘し、敵の軍事技術能力はまだまだ高いとも補足した。

その上で同氏は、「ウクライナは誰とも比較できないほどに勇敢だ。ウクライナ軍は、ロシア軍が及びもしないほどの賢明さと創造的な戦術で占領者と戦っている。しかし、必要な武器に関しては、私たちは、まだまだパートナーからの供給に依存している。残念ながら、私たちは、この戦争をより迅速に終わらせるために必要なだけのものは得られていない。私たちの大地の敵を完全に殲滅するために必要だけの、明白な課題を遂行するためだけの武器は得られていない。特に、(編集注:ロシア軍による包囲の続く)マリウポリを解囲するだけの(武器はない)」と強調した

同氏は、ウクライナが航空機と重火器を十分に得ていたら、ウクライナはそれら課題を遂行できるのに、と指摘した。

そして同氏は、「しかし、それについては、結局のところ交渉して合意しなければならない。説得しなければならない。必要な決定を求めなければならない。私は、必要なものをほぼ全て受け取ることになると確信している。しかし、失われるのは時間だけではないのだ。ウクライナ人の命も失われているのだ。命は取り戻せない。それは、ウクライナが必要としている武器を倉庫に止めている人たちの責任でもある。その責任は、永遠に歴史に残るものだ」と発言した。

その他同氏は、支援に人の命が左右されている時に、遅らせることも取り引きすることもなく、本当に支援してくれている国、政治家たちに対する、ウクライナの感謝もまた、歴史に残るだろうと発言した。

なお、ゼレンシキー大統領は、2月24日のロシアによる対ウクライナ全面侵攻開始後、各国の国会で演説を行っている。ゼレンシキー氏は、その際に、各国に対して、特に軍事支援と対露制裁の強化を呼びかけ続けている。


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