ゼレンシキー宇大統領、ウクライナ軍人の死者数は2500〜3000人だと発言
ウクルインフォルム
ウクライナのゼレンシキー大統領は、2月24日に始まったロシアの対ウクライナ全面的侵攻の結果、2500〜3000人のウクライナ軍人が死亡したと発言した。
ゼレンシキー大統領がCNNへのインタビュー時に発言した。
さらにゼレンシキー氏は、約1万人のウクライナ軍人が負傷したとし、「何人が生き残れるかを述べるのは難しい」と発言した。
また同氏は、民間人の犠牲者数の評価はさらに困難であるとし、「なぜなら私たちの国の南部では、ヘルソン、ベルジャンシク、マリウポリ、それから東部のヴォルノヴァハなどの封鎖されている町では、何人が亡くなっているのか知らないからだ」と発言した。
記者から、今週報道機関が公開したウクライナ民間人の被害についての動画について問われると、ゼレンシキー氏は、「私にとっては、それは大きな痛みだ」と述べ、「私は、一人の父親として、それを見ることができない。なぜなら、後で、復讐をしたい、殺したいと思ってしまうからだ。私は、多くの人が亡くなり、自らの近しい人を失い、何百万人の人が生きたいと願っている国家の大統領として、それを見なければならない」と発言した。
同氏は、ウクライナ国民は戦いたいと思っているとしつつ、しかし、「この戦争が果てしなく続くことのないよう」あらゆる可能なことを行わなければならないと発言した。さらには、「長く続けば続くほど、私たちが失うものはより多くなる」と強調した。
写真:大統領府