大富豪アフメトフ氏、戦勝後のマリウポリの復興支援を約束
ウクルインフォルム
ウクライナ最大の大富豪(オリガルヒ)と言われるリナト・アフメトフ氏は、自身の主要企業「アゾフスタリ」と「イリチ記念マリウポリ治金コンビナート」のある東部マリウポリ市の戦後の復興を支援すると約束した。
16日、ロイター通信がアフメトフ氏の発言を報じた。
アフメトフ氏は、「マリウポリは、グローバルな悲劇であり、グローバルなヒロイズムの例でもある。私に取って、マリウポリはこれまでもこれからも常にウクライナの町である」と書面でロイター通信にコメントした。
さらに同氏は、「私は、私たちの勇敢な兵たちがその町を守ると信じている。他方で、彼らにとって今どれだけ困難かはわかっている」と発言した。
15日、アゾフスタリとマリウポリ治金コンビナートを所有するアフメトフ氏の企業「メトインヴェスト」社は、ロシアの占領下では企業を運営しないとする声明を発表していた。なお同社の企業は、戦闘の結果損傷を受けている。
アフメトフ氏はまた、ウクライナが戦争に勝利した際には、ウクライナ全体を再建すると発言した。
さらに、同氏は、「私たちには間違いなくかつてない国際的な再建計画、ウクライナのためのマーシャル・プランが必要となる」と述べた他、「私は、私たち皆が自由で欧州的で民主的で成功したウクライナをこの戦争の勝利の後に再建すると信じている」と強調した。