南部オデーサ複数地点にロシア軍のミサイル着弾 死者5名=ウクライナ大統領府
ウクルインフォルム
23日、ロシア軍は、ウクライナ南部オデーサに対してミサイルで攻撃を行った。現時点の情報では、死者5名(乳幼児1名含む)、負傷者18名。
イェルマーク・ウクライナ大統領府長官がテレグラム・チャンネルにて発表した。
イェルマーク氏は、「オデーサについて。ウクライナ国民が5名殺され、18名負傷した。これは見つかった人だけの数だ。おそらく(この数は)増える。殺された者の中には、生後3か月の子供もいた。初めての復活祭を両親とともに迎えるはずだった赤ん坊だ。聖なるものは一切ない。悪は裁かれねばならない」と書き込んだ。
また、今回の攻撃につき、空軍司令部「ピウデン(南)」は、フェイスブック・アカウントで報告を行った。
発表には、「4月23日14時から15時までの間、空軍司令部『ピウデン』防空部隊が、カピス海から来たロシアの戦略爆撃機Tu-95により発射された敵の巡航ミサイルとの戦闘行為を行った」と書かれている。地対空ミサイルによる迎撃により、オデーサに向けて発射された敵の巡航ミサイル(最新情報ではX555あるいはX101)と、ミサイルの軌道修正を行っていた可能性のある無人機2機を破壊したという。
同時に、ミサイル2発が軍事施設に着弾、2発が民間の住宅に着弾したと報告された。
オデーサ州軍行政府のブラトチューク長官は、テレグラム・チャンネルにて、オデーサにて敵のミサイルが着弾し、救助作戦が行われているとしつつ、市民に対して、被害状況の写真や動画や着弾の住所をオンラインで公開しないよう呼びかけた。長官は、そのような行為は、敵の次の攻撃の精度向上を支援するだけだと強調した。
なお、ウクライナでは、2月24日から、ロシアによる全面的侵略が続いている。