ロシア軍、マリウポリ近郊の村に3000〜9000体の遺体を埋葬=市議会
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ウクルインフォルム
ウクライナ東部マリウポリ市の市議会は、同市の制圧を進めるロシア軍が、隣接するマンフシュ村に新たに作った集団墓地に「立て札」を立てることで、埋葬した市民の数を隠蔽しようとしていると発表した。
25日、マリウポリ市議会がテレグラム・チャンネルにて伝えた。
報告には、「占領者たちは、マリウポリのジェノサイドの規模を再び隠そうとしている。彼らはマンフシュ村の巨大集団墓地を『立て札』で誤魔化している。今のところ、それは全然うまくいっていない。写真では、一つの埋葬場だけが見えるが、そこには、番号の書き込まれた立て札があり、少なくとも268の埋葬があるのがわかる。衛生写真では、4月9日から、そのような埋葬場が4つ観察されている。つまり、ロシアのプロパガンダ拡散者たちは、マリウポリ市民1000人の殺害の事実を自分たちで記録したのだ」と書かれており、同時にマンフシュの新たに設置された集団墓地の内の1つを写した露国営プロパガンダメディア「RT」の静止画面が掲載された。
市議会は、目撃者からの4月を通じて行われた埋葬の様子と規模の情報からして、暫定評価として、マンフシュには、3000人から9000人のマリウポリ市民が埋葬されているだろうと指摘した。
これに先立ち、ボイチェンコ・マリウポリ市長は、ロシアの侵略開始から、同市では最大2万人の市民が死亡したと発表していた。
21日、アンドリュシチェンコ・マリウポリ市長顧問は、ロシア軍はマリウポリで死亡した人々の遺体を同市の西に市するマンフシュ村に作った集団墓地に埋葬していることがわかったと伝えていた。