ロシア軍、マリウポリ製鉄工場「アゾフスタリ」への襲撃を開始
ウクルインフォルム
ロシア侵略軍は3日、制圧を進めるウクライナ東部のマリウポリ市にて、ウクライナ側が拠点としている製鉄工場「アゾフスタリ」に対する襲撃を開始している。
マリウポリのヴェリシニン交通警察局長がテレビ出演時に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。
ヴェルシニン氏は、「ほぼ丸1日、火砲砲撃と空爆の準備が行われていた。バスが出発した時には一旦停止となっていた。夜中に戦闘が始まり、日中、今、工場に対する襲撃が複数地点で始まった。防衛を続け、撃退している」と発言した。
これに先立ち、1日、国連と国際赤十字委員会(ICRC)の支援を受けて、ウクライナ東部マリウポリの製鉄工場「アゾフスタリ」からの民間人100人強の避難作戦が始まったことが発表されていた。
目的地の政府管理地域ザポリッジャ市への到着は2日の予定だと伝えられていたが、3日の現時点ではまだ、アゾフスタリから避難した人々を載せた車列はまだ最終目的地のザポリッジャ市に到着したとの発表はない。