クリミア・ウクライナ大統領代表、ロシアが新たに占領した南部をクリミアに併合させる可能性を指摘
ウクルインフォルム
タシェヴァ・クリミア自治共和国ウクライナ大統領常駐代表は6日、ロシア占領者は、ウクライナ南部の新たに占領した領土をクリミアに併合させてあらたな行政区を作る可能性を含め、占領地統治に関する複数の案を検討していると指摘した。
6日、タシェヴァ・クリミア自治共和国代表がメディア・センター・ウクライナでの記者会見時に発言した。
タシェヴァ氏は、「私たちは、ヘルソン州やその他新たに占領された領土で複数のシナリオを目にしている。最初は、彼ら(ロシア占領政権)は、『住民投票』実施シナリオを検討していた。現在彼らは、クリミアへの併合シナリオを検討している」と発言した。
同氏はまた、本件に関連する議論がクリミアの公の議論や、クリミア占領政権の関連発表の中に見られると指摘し、例えば、いわゆるクリミアの報道機関が、「クリミア24、ヘルソン、ザポリッジャ」といった番組を準備していると伝えた。
同氏は、そのためロシア占領政権が新たに占領したウクライナ南部の領土をクリミアに併合して、いわゆるクリミア連邦区のようなものを形成するシナリオを検討している可能性があると警告した。