ロシアは今後30日間に侵攻速度を急激に上げられないだろう=英軍情報機関
ウクルインフォルム
英国の軍情報機関は、ウクライナを侵略するロシア軍は、侵攻速度を落としており、計画に著しい遅れが出ていると指摘した。
英国防省がツイッター・アカウントにて発表した。
発表には、「小規模な進軍はあるものの、ロシアは、過去1か月、高い水準で損耗を出し続けながら、意味ある領土獲得には失敗し続けている」と指摘されている。
さらに英国軍情報機関は、5月15日時点でロシアはおそらく2月にウクライナ侵攻のために集めた地上部隊の3分の1を失ったようだと指摘した。そして、ロシア軍が渡河設備、インテリジェンス、偵察用無人機などの決定的成功要因を失ったことで、「ほぼ確実に」停滞が強まるだろうと書かれている。
また、「ロシアの渡河設備は紛争の期間を通じて不足し続け、進攻の動きを制限している。ロシアの無人機は、火砲の戦術的認識と砲兵の指示に不可欠だが、ウクライナの防空能力に対して脆弱であり続けている」と説明されている。
その上で英国軍事情報機関は、現在の条件下では、ロシアはおそらく今後30日間、ウクライナでの進軍速度を著しく高めないであろう、と評価している。
Latest Defence Intelligence update on the situation in Ukraine - 15 May 2022
— Ministry of Defence 🇬🇧 (@DefenceHQ) May 15, 2022
Find out more about the UK government's response: https://t.co/VBPIqyrgA5
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なお、ウクライナでは、2月24日からロシアによる全面的侵略が続いている。