宇南部スカドウシク市長、ロシアと協力する市職員は全員解雇したと発表
ウクルインフォルム
ロシアにより占領されているウクライナ南部ヘルソン州スカドウシクのヤコウリェウ市長は14日、ロシア占領者の味方を始めたり、5月9日にロシアの国旗を持って歩いていたりした同市の公務員は全て解雇したと発言した。
ヤコウリェウ・スカドウシク市長がフェイスブック・アカウントに書き込んだ。
ヤコウリェウ氏は、「私は、5月9日までに『新政権』(編集注:ロシア占領政権)が組織した行事に関わった、あるいは参加した職員全員と労働関係を停止するよう指示した。侵略国の旗の下の行事を支持する者は、予算から給与やその他の支払いを受け取れない」と伝えた。
同氏はまた、占領政権は住民に対して社会関連支払いのための「登録」に「招待」し、その際「ウクライナ政権の記録はウクライナが破棄した」などと説明していると伝えた。その上で「それは事実ではない。全てのデータは国家登録に保存されており、機能し続けている」と指摘した。
加えて同氏は、ウクライナ政権はあらゆる社会関連支払いを実現していくのであり、敵と遊ぶべきではないと指摘した。また、占領者の「依頼」を実行するものは、将来支払いを受け取ることは非常に困難になるとも発言した。
その他、同氏は、市民の中には軽々しく敵の味方をすることを決める者がいることに驚いたと伝えた。「私は、個別の住民が、大変軽々しく『新政権』への支援を『頑張っている』ことにかなり驚いている。彼らは何を期待しているのだろうか? 現在、戦争はロシアの完全な敗北で終わり、クリミアとドンバスを含む全ての領土が解放されることを皆がすでに理解している。望んだほどにはすぐではないかもしれないが、しかし必ずそうなる。彼らはその時どこに行くつもりなのだ? ウクライナ法は、占領者との協力には、資産接収を含む最大15年の実刑を定めている」と説明した。