領土防衛部隊は前線の戦闘にも参加している=部隊本部長
ウクルインフォルム
ウクライナ軍にて、志願兵を中心に構成される「領土防衛部隊」の32個の旅団の内、すでに25個が完全あるいは部分的に戦闘に参加している。
17日、ソブコ領土防衛部隊本部長がメディアセンター・ウクライナ=ウクルインフォルムでの記者会見時に発言した。
ソブコ氏は、「領土防衛部隊の戦士たちは、ロシアの全面的侵略のほぼ初日から、敵と対峙する戦闘行動に積極的に参加している。現時点で、32個旅団の内、すでに約25個が完全あるいは部分的に戦闘行為に参加している。領土防衛部隊の戦士たちは、キーウ州、チェルニヒウ州、スーミ州の防衛と解放、マリウポリの防衛にて重要な役割を担った。ハルキウの領土防衛部隊の戦士たちは、防衛行動の後、反攻作戦に参加し、すでに国境地点の一つに到達している」と発言した。
同氏はまた、領土防衛部隊が戦闘地域での戦闘課題に参加する可能性については、国家抵抗法に従えば、ウクライナ軍総司令官が関連決定を下した場合には、領土防衛部隊はそのような課題の遂行に加わることができると伝えた。同氏は、「領土防衛部隊は、その他の軍種と並び、ウクライナ軍の一部であり、ウクライナ軍総司令官の隷下にあり、彼の命令を遂行する。私たちの国の多くの国民が、領土防衛部隊は自分の地域を防衛する課題のみを遂行すると想像しているが、それは誤った考えだ。なぜなら、ウクライナの国家抵抗法は、ウクライナ軍総司令官の関連決定がある場合は、部隊と領土防衛部隊の一部は、ウクライナ領全域の領土防衛課題と戦闘課題の遂行に参加することができることを明記しているからだ」と説明した。
なお、ウクライナでは、2月24日以降、ロシアによる全面的侵略を受けている。