「現在の戦争ではウクライナ自身が自らの軍事的目的を定めるべき」=独政府代表
ウクルインフォルム
ホフマン独政府代表は、独政府は引き続き現在のロシア・ウクライナ戦争につきウクライナ自身が自らの目的を定めるべきだとの考えを維持していると発言した。
ホフマン代表が記者会見時に発言した。
ホフマン氏は、「首相と政府は、ウクライナ自身がこの戦争における自らの目的を定めるべきとの考えを維持している。よって、私たちはここで、境界線について予期することはしない。主権国家ウクライナが境界線と軍事的目的について定めるべきである」と発言した。同氏の発言は、和平協議の結果としてのウクライナの境界線につき、戦争の当事者2国が現在異なる見方を有していることについてのドイツ政府の立場について質問されたことを受けて回答したもの。
さらに同氏は、ショルツ独首相による、ロシアの命令を受けた平和は誰にも受け入れられないとの発言を喚起した。
その他同氏は、ドイツはウクライナに対して多くの武器を提供しているが、同時に政治的にも経済的にも、国際レベルで支持していると述べ、「それはウクライナが、自らの望む平和締結条件を決められるようにするためだ」と発言した。
また同氏は、ショルツ独首相はゼレンシキー宇大統領と常に連絡を取っており、その際に対ウクライナ支援や「協議上の可能性」ついて協議していると発言した。また、ショルツ独首相のウクライナ訪問可能性に関する質問には、同氏は返答しなかった。