ゼレンシキー宇大統領、EUのロシア発石油禁輸決定を歓迎
ウクルインフォルム
ウクライナのゼレンシキー大統領は5月31日、欧州連合(EU)加盟国がロシアからの石油の輸入を制限することに同意したと報告し、それはロシアを現代経済の脇に追いやるものだとコメントした。
ゼレンシキー大統領が31日夜の動画メッセージの際に発言した。
ゼレンシキー氏は、「とうとうEUのこの戦争における第6制裁パッケージに関して具体的な結果が出た。パッケージが合意されたのだ。その確定と発効にはまだ時間がかかる。しかし、もうパッケージの重要な要素はわかっている。重要なのはその方向性だ。欧州の国々は、ロシアからの石油の輸入を著しく制限することに合意した。私は、この合意達成のために作業をした人皆に感謝している」と伝えた。
ゼレンシキー氏はまた、今回の繊細の実質的な面は、ロシアが何百億ユーロをテロのために資金投入することができなくなることにあると指摘した。同時に、「重要なことは、欧州の国々がロシアの石油とその他の化石燃料を拒否し、それにより再生可能エネルギーへの移行を早めることにある。戦略的に、それはロシアを現代経済の脇に追いやるものなのだ」と説明した。
さらに同氏は、第6制裁では、ロシアの最大の銀行の一つ「ズベルバンク」のSWIFT(国際銀行間通信協会)からの除外や、ロシアの偽情報チャンネルの停止、対個人制裁も待たれていると報告した。
同時に同氏は、第6制裁が発動されたらすぐに、第7制裁の作業が始まると指摘した。
加えて同氏は、自由世界はテロ国家ロシアとの意味ある経済関係を維持すべきでないと強調した。
これに先立ち、30日、EU加盟国は、ロシア発石油の部分的禁輸を導入することで合意に達していた。
写真:大統領府