ロシアの主要な目的はウクライナの国家性の破壊であり、ロシアに妥協の準備はない=宇国防次官
ウクルインフォルム
ウクライナのマリャル国防次官は2日、ロシアは長期的戦争実施への準備をしており、銃器やミサイルの製造態勢を強化しようとしていると発言した。
マリャル国防次官がメディアセンター・ウクライナ=ウクルインフォルムにおける記者会見時に発言した。
マリャル氏は、「ロシアの重要な目的は、ウクライナの国家性の破壊である。ロシア連邦は、自ら目的は一つも妥協する準備がないし、長期的戦争の実施に向けた準備を行っている。(中略)私たちは、彼らが銃器とミサイルの製造態勢の強化へと移行しようとしているのを観察している。過去数週間、私たちはウクライナ東部と南部へのミサイル攻撃のさらなる集中を観察しているが、しかし同時にロシアのミサイルは国のあらゆる方面へと達してもいる。(中略)大きな結果がない中で、ロシアはシリア・シナリオを踏襲している。それは実質的に、私たちの自治体を地表から消し去るものである」と発言した。
同氏はまた、ベラルーシにおける訓練、ロシア領からスーミ州とチェルニヒウ州への越境砲撃、モルドバ領被占領地トランスニストリアの情勢は、おそらくウクライナ軍が効果的に防衛するための再編を行わせないことを目的としたロシア側の意向の一部であろうと指摘した。