露軍、キーウへミサイル攻撃 ドネツィク州は空爆=各州軍行政府報告
ルハンシク州の被害の様子は、ハイダイ州軍行政府長官がテレグラム・チャンネルにて報告した。
ハイダイ氏は、ロシア軍砲撃によりルハンシク州で女性1名が死亡、2名が負傷したと報告した。
各州軍行政府の情報をまとめた報告書では、ルハンシク州では4日、シェヴェロドネツィク、リシチャンシク、トシキウカに対して砲撃が行われたとある。また、攻撃ヘリKa-52にてヒルシケ、ミルナ・ドリナが、攻撃機Su-25にてウスティニウカが攻撃されたとのこと。
同報告書によるその他の州の報告書の概要は以下のとおり。
ドネツィク州(東部):状況は引き続き困難。ロシア軍の砲撃15回。空爆2回。バフムート、アウジーウカ、ノヴォセリウカ・ペールシャ、ペルヴォマイシケ、スヴャトヒルシク、ホストレ、ネタイロヴェ、コスタンティニウカ、フレスティシェ、ウレミウカ、ソレダール、クラマトルシク、ドルジュキウカが砲撃を受けた。8名の民間人が死亡、11名が負傷。
キーウ州(中部):夜間は平穏だったが、5日朝、オブヒウ地区上空で防空システムがミサイルを撃墜。被害なし。
キーウ市(中部):5日朝、ダルニツャ地区とドニプロ地区で爆発あり。8時時点で、インフラ施設へのミサイル攻撃の犠牲はなし。1名が病院へ搬送された。
ドニプロペトロウシク州(南部):ほぼ夜中空襲警報が鳴っていた。ロシア軍は、ゼレノドリシク共同体の村2つを砲撃。住宅の破壊あり。最新情報では犠牲者なし。
ハルキウ州(東部):ハルキウ市では夜間空襲警報、しかし砲撃はなかった。同時に、ブリズニュキへの砲撃あり。ロシア軍は過去24時間で、ハルキウ地区、チュフイウ地区の自治体を砲撃。チュフイウで1名負傷。その他自治体で4名が負傷。
ミコライウ州(南部):4日午後、ロシア軍は、スタラ・ボフダニウカ村を砲撃。犠牲者なし。4時50分、敵はオチャキウを砲撃。住民負傷、住宅損傷。停電発生。バシュタンカ、シローケへの砲撃あり。犠牲者なし。
ヘルソン州(南部):ヘルソン市にて、ロシア占領者はロシアの政党「統一ロシア」の支部を開設。そこで、住民のデータ収集を行っている。市内は通信とインターネットがなくなってから6日目。複数自治体で危機的状況。ボリスラウ地区にて激しい戦闘が続き、建物、道路、橋が壊されている。
その他の州は比較的平穏だった。