ウクライナ東部情勢:ロシア軍砲撃にて民間人8名死亡=6日報告
統一部隊がフェイスブック・アカウントにて報告した。
報告には、「6月5日、ロシア軍はドネツィク・ルハンシク両州の22の自治体を砲撃した。砲撃を受けたのは、(ドネツィク州)アウジーウカ、クラマトルシク、ニュー・ヨルク、スロヴヤンシク、フロモヴェ、ドルジュキウカ、チャシウ・ヤール、(ルハンシク州)シェヴェロドネツィク、ボリウシケ、リシチャンシク、プリヴィッリャ、ノヴォドルジェシク、ビロホリウカ、ゾロテー、ヒルシケ、コミシュヴァハ、トシキウカ、ウルビウカ、ウスティニウカ、シロティネ、ミコライウカ、メチョルキネ」と書かれている。
写真:統一部隊
敵の砲撃により、少なくとも民間人8名が死亡、6名が負傷したとあり、被害・犠牲者情報は確認が続いていると報告された。
また、救助隊が戦闘圏から1491人の民間人を避難させたと書かれている。
その他、6日8時時点の各州軍行政府の情報をまとめた報告におけるその他の州の情勢概要は以下のとおり。
ポルタヴァ州(中部):夜間にウクライナ軍がロシアのミサイルを撃墜。
ハルキウ州(東部):ロシア軍は夜間、ハルキウ市周辺のサルチウカをはじめとする近郊の居住地区を砲撃。最新情報は犠牲者なし。州内では、夜間、敵がブリズニュキ、ペルヴォマイスキー、スロボジャンシケを砲撃。24時間、イジューム地区、チュフイウ地区、ハルキウ地区が砲撃された。過去24時間で、民間人10名が負傷、3名が死亡。
ミコライウ州(南部):ミコライウ市内の一地区が砲撃を受け、民間住宅が損傷。ミコライウ地区は夜間、敵砲弾と破片でルパレヴォ村にて被害発生。
ヘルソン州(南部):状況は全域で危機的。携帯・インターネット通信が引き続き遮断、食品、医薬品、現金が不足。住民は、地雷が設置されていると報告している。ラズルネ町の海岸でロシアの地雷を踏み、地元住民3名が死亡。
同州の東の州との州境や、ベリスラウ地区で戦闘が継続。敵は、失った拠点の奪還を計画しており、村を砲撃している。ヘルソン州カリニウ共同体、ヴェリコオレクサンドリウカ共同体の状況が危機的。
ヘルソン市内では、愛国的な落書きが増えており、住民がロシア国旗を取り外している。
その他の州は夜間相対的に平穏だった。