ウクライナ自らがどのような条件で戦争を終わらせるかを決めていく=マクロン仏大統領
ウクルインフォルム
マクロン仏大統領は16日、ウクライナは現在の戦争をいつ、どのような条件で終わらせるかを自分で決めていくと発言した。
マクロン大統領が独首相、伊首相、ルーマニア大統領とのキーウ(キエフ)への共同訪問時のゼレンシキー宇大統領との共同記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。
マクロン氏は、「私たちは、ウクライナが自らの運命を選ぶことができるよう、自分で選択できるようにあらゆる必要なことを行う。ウクライナこそが、いつ自分が戦争を止めるのか、いつ交渉のテーブルに座るのかを決めていく。ウクライナが、どのような条件で平和を築いていくのかを決めていくのだ」と発言した。
また、ドラギ伊首相もまた、平和はウクライナが望むようなものであるべきだと発言した。
ドラギ氏は、「私たちは平和をとても望んでいる。私たちは、他の町が苦しまないことを望んでいる。しかし、ウクライナは平和を達成するために身を守らねばならない。私たちは、ウクライナの意志に注意を向けなければ、何も行うことはできない。平和は、ウクライナが求めるようなものであるべきであり、平和は長続きするものでなければならない」と強調した。
さらにドラギ氏は、戦争犯罪の捜査を完全に支持しており、促していくとし、またウクライナの復興支援も提供していくと発言した。
なお、16日、マクロン仏大統領、ショルツ独首相、ドラギ伊首相、ヨハニス・ルーマニア大統領は、キーウ市の他、ロシア軍の侵攻・占領の被害を受けたキーウ州イルピンを視察していた。
また、同日、4国首脳はウクライナへのEU加盟候補国地位の付与を支持していると表明している。