マリウポリからは今も毎日60〜120人の市民を避難させられている=市長
ウクルインフォルム
ボイチェンコ・マリウポリ市長は、現在も同市から毎日ボランティアたちが60〜120人の市民を避難させることができていると発言した。
22日、ボイチェンコ市長がメディアセンター・ウクライナ=ウクルインフォルムでの記者会見時に発言した。
ボイチェンコ氏は、「ロシアへの(住民の)追放は続いている。彼らは、ウクライナ側への境界線はほぼ閉じてしまった。私たちには、『ヤギの小道』と呼ばれるものがあり、私たちはそれを通じて、今も住民を(編集注:政府管理地域へ)脱出させることができている。赤十字やら国連やらがやってきて、何千人も脱出させるようなプラクティスは、残念ながらもうない。ボランティアの人々のおかげで、私たちは毎日、60〜120人のマリウポリ市民をその地獄から引っ張り出せているのだ」と発言した。
同氏はまた、現在マリウポリには10万人以上の市民が残っており、また市民の2万人以上がロシア軍に殺され、さらに最大5万人がロシア方面へと追放されたと伝えた。そして、約4万人のマリウポリ市民が現在国外に滞在していると指摘した。
なお、今年2月24日のロシアによる全面的侵攻が始まるまで、マリウポリの人口は40万人強であった。