バイデン米大統領、G7/NATO首脳会談の3つの目的に言及
ウクルインフォルム
米国のカービー国家安全保障会議(NSC)戦略広報担当調整官は21日、バイデン米大統領は今月末に開催されるG7首脳会談と北大西洋条約機構(NATO)首脳会談の際に3つの目的を追求するとし、それらはいずれも何らかの形でロシアの対ウクライナ戦争への対応に関わるものだと発言した。
カービー調整官がホワイトハウスでの記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。
カービー氏は、「大統領には3つの包括的目的がある」と指摘し、その1つ目は民主的で、主権があり、開花するウクライナへの私たちの不変の支持を強めることと、ロシアを戦争の責任で追及することだと説明した。
2つ目は、特にプーチンの対ウクライナ戦争の結果として生じている燃料と食糧の価格上昇を念頭にした、グローバル経済にとっての破滅的リスクをコントロールすることだと指摘した。
3つ目の目的は、民主主義が自らの能力を実現でき、権威主義的で汚職的なアプローチに打ち勝つような世界の「情報面でのビジョン」を示すことだと説明した。
なお、G7首脳会談は6月26〜28日に独エルマウにて、NATO首脳会談は6月29〜30日にスペイン・マドリードで開催される。