どのラインまで自国領を解放するかは、ウクライナが自分で決める権利を持っている=米国務副長官

どのラインまで自国領を解放するかは、ウクライナが自分で決める権利を持っている=米国務副長官

ウクルインフォルム
米国のシャーマン国務副長官は22日、ウクライナが侵略国ロシアから自国領をどのラインまで解放するかはウクライナが自分で決める権利を有していることであると発言した。

シャーマン国務副長官がアトランティック・カウンシルカウンシル主催の国際フォーラムに参加した際に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。

ゼレンシキー宇大統領による、ウクライナ軍は過去数か月にロシアに奪われた領土だけでなく、2014年以降被占領下にあるクリミアとドネツィク・ルハンシク両州一部地域(CADLR)も解放する意向があると発言していることについてコメントを求められると、シャーマン氏は、「ここで重要なのは、私たちの判断ではなく、ウクライナが自分のため、自国の未来のために何を求めるかという、同国の視点である」と発言した。

シャーマン氏はまた、プーチン露大統領が自らをロシア皇帝ピョートル1世と比較したことを喚起し、この対ウクライナ戦争の開始には彼にのみ罪があると指摘した。

さらに同氏は、「ウクライナが自らの将来のために何を望むというのは、未来を決める能力を得ることであるし、それは全ての国が自分のために望んでいることである。そして、私たちも欧州連合(EU)も、世界中の40以上の国々も、このいわれのない不当な、そして本当に凄惨なプーチンの戦争を止めるよう呼びかけた上で、制裁やその他行動を支持したのだ」と強調した。

同氏はまた、米国、同盟国、パートナー国の目的は、民主的で独立し、主権があり、繁栄したウクライナを目にすることであり、そのウクライナが将来の侵略を抑止し、自らを守るための十分な手段を有すことだと指摘した。その点で、同氏は、米国は「ウクライナ抜きにはウクライナについて何も」(協議しないし、合意しない)という原則にコミットし続けていくことを認めた。


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