米国、ウクライナへと総額4億5000万ドル相当の追加軍事支援を発表
ウクルインフォルム
米ホワイトハウスは23日、総額4億5000万ドル相当のウクライナに対する追加防衛支援を発表した。同支援には、追加の高機動ロケットシステム「ハイマース」、砲弾などが含まれる。
カービー米国家安全保障会議(NSC)戦略広報担当調整官が記者会見時に発表した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。
カービー氏は、「米国は、総額4億5000万ドルの対ウクライナ追加防衛支援の拠出を発表した。それは、ロシアからのいわれのない侵略を背景に、ウクライナが自らの民主主義を防衛することを支援するという私たちの義務の一環で行われるものだ」と発言した。
同氏はまた、新しい支援パッケージは、さらなる「ハイマース」の提供、これまでに提供された火砲のための数万の追加砲弾、巡視船を含むと説明した。
なお、今回の支援は、大統領権限(Presidential Drawdowns)のメカニズムで行われるもの。現在の戦争の段階でウクライナへの軍事支援がこのフォーマットで行われるのは13回目となる。今回の発表で、ロシアの全面的侵略開始以降の米国のウクライナへの軍事支援の総額は61億ドルとなる。
ウクライナのゼレンシキー大統領は24日、ツイッター・アカウントにて、バイデン米大統領と米国民に対して、新しい軍事支援につき謝意を伝えた。
ゼレンシキー氏は、「バイデン米大統領と米国民による、ウクライナへの4億5000万ドルの新たな防衛支援パッケージの提供の決定に感謝している。そのサポート、特に追加のハイマースは、現在かつてないほどに重要だ。共通の努力により、ロシア侵略者からウクライナの大地を解放しよう」と書き込んだ。