シェヴェロドネツィクはロシアが完全に制圧=市行政府
ウクルインフォルム
ウクライナ東部ルハンシク州シェヴェロドネツィクのストリューク市軍行政府長官は25日、ロシア軍が同市を完全に制圧し、同市の「指揮官」を任命、また化学工場「アゾト」のシェルターに避難していた住民たちを使ったプロパガンダ動画を撮影していると報告した。
ストリューク・シェヴェロドネツィク市軍行政府長官がテレビ番組出演時に発言した。
ストリューク氏は、「町は、もう完全にロシア連邦の占領下だ。彼らは自らの秩序を適用しようとしている。私が知る限り、何らかの『指揮官』が任命された」と報告した。
同時に同氏は、同氏はかなりの程度破壊されているのであり、住民がそこに住むのは困難だろうと指摘した。同時に、市内病院には、事前に最も必要な医薬品の備蓄があり、緊急の際には支援が与えられるようになっているとも述べた。
化学工場「アゾト」のシェルターに避難していた住民に関しては、同氏は、彼らは少しずつ敷地を離れ始めていると述べた。また、「彼らの一部はもうアゾト敷地を離れて、外に出ている。彼らでプロパガンダ動画が撮られている。その者たちは、ほぼ3か月シェルターの中、地下で生き延びたのだ。彼らには感情面でも心理面でも苦しい時である。現在、彼らは支援が必要だ。医療面でも心理面でもだ」と発言した。
同氏はまた、現在同市からの脱出は、ロシアにより占領されている地域の方面にのみ可能であり、衝突ラインを越えた避難は不可能となっていると報告した。