ロシア軍、ドンバス地方、ハルキウを砲撃、オデーサ州にミサイル攻撃=各州報告

ロシア軍、ドンバス地方、ハルキウを砲撃、オデーサ州にミサイル攻撃=各州報告

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ウクライナ東部ルハンシク州のハイダイ州軍行政府長官は27日、ロシア軍は州内で占領を免れている主要都市リシチャンシクを攻撃しており、同市の住居やインフラが破壊されていると伝えた。

ハイダイ長官がフェイスブック・アカウントにて伝えた

ハイダイ氏は、リシチャンシク、ヴォウチョヤリウカ、ヴェルフニョカムヤンカにて、ロシア軍が攻撃を続け、住宅、産業施設、行政施設を破壊していると伝えた。また、「占領軍の攻撃機が6月26日に、リシチャンシクとヴォウチョヤリウカを空爆した。ヴォウチョヤリウカで戦闘が激しくなっている。ロシア軍は、ヴェルフニョカムヤンカ地区襲撃しようとしたが、撃退された。(中略)リシチャンシクの損傷は非常に多い」と報告した。

さらに同氏は、敵はリシチャンシクを南から封鎖しようとしており、その際にあらゆるものを破壊して、火砲、多連装ロケットシステムを近づけようとしているとしつつ、「リシチャンシク防衛を維持している」と伝えた。

東部ドネツィク州のキリレンコ州軍行政府長官は26日、テレグラム・チャンネルにて、ロシア軍はドネツィク州の社会インフラを破壊酢続けているとし、トレツィクとマヤキの学校が破壊され、アウジーウカのコークス工場も砲撃を受けたと報告した。

また同氏は、フロジウカ共同体で敵がクラスター弾を使い、少なくとも住民1名が負傷したことがわかっていると報告した。

同氏は、ロシアは意図的に住民を殺害し、戦争のあらゆる法と慣習を破る準備があり、これに対しては住民が避難するしかないと呼びかけた。

その他、6月27日8時時点の各州軍行政府の情報をもとにした報告書の概要は以下のとおり。

ヘルソン州(南部):ヘルソン市では、占拠されたライファイゼン銀行の敷地にてロシアの銀行が解説されている。暫定情報によれば、そこでロシア企業と仕事をせざるを得なくなっている人々の給与支払い用のカードを受け取らねばならないのだそう。ヘルソン州に新たな「税務局」が作られているとの情報あり。ヘルソン州全域にて砲撃と爆発が聞こえる。4か月間、多くの村で停電が続いている。水とガスもない。住民の拉致件数増加、特に男性が対象。

ミコライウ州(南部):今朝、ロシア人がベレズネフヴァテを砲撃。住宅が損傷。4時30分頃、敵はシローケを砲撃。幼稚園と住宅が破壊された。公園にも着弾あり。犠牲者なし。昨日日中、リマニへの砲撃あり。犠牲者なし。

チェルカーシ州(中部):夜は平穏。前日のチェルカーシ市近くへのミサイル着弾で、インフラ施設が損傷。1名が死亡、5名が負傷。

スーミ州(北部):前日ロシア軍の火砲、銃、ミサイルの攻撃あり。合計約180の砲弾がスーミ州4つの自治体に向けて放たれた。経済施設、工場、給水塔が損傷。住民が1名死亡、1名負傷。

オデーサ州(南部):夜間、ロシア軍が戦略爆撃機Tu-22Mからミサイル攻撃を実施。結果、町の集合住宅と経済施設複数に破壊と火災が発生。最新情報では、犠牲者は6名(1名児童)。

ハルキウ州(東部):本日未明、ハルキウ市キーウ地区、ハルキウ地区へと攻撃あり。複数火災発生、複数台車両、商業施設などが炎上。ロシア軍は夜間、チュフイウ地区を攻撃し、民間商業施設への着弾あり。2名死亡。また州全体で3名負傷。

その他の州は相対的に平穏だった。


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