「ロシアの計画はウクライナの完全な破滅」=ウクライナ軍情報総局局長
ウクルインフォルム
ウクライナのブダーノウ国防省情報総局局長は、ロシアはウクライナの完全な破滅を計画しており、クレムリンにはドネツィク・ルハンシク両州の奪取で戦争を終わらせるつもりはないと指摘した。
ブダーノウ情報総局局長がRBCウクライナ通信へのインタビュー時に発言した。
ブダーノウ氏は、ロシアの計画に関しては自分たちの情報をあてにしているのであり、「どこかの国の誰かの発言」は原則的にあてにしていないと発言した。また同氏は、「何がどのように起こるか」について最初に発表したのは情報総局だったことを喚起した(編集注:ブダーノウ氏が、2021年11月のミリタリー・タイムズへのインタビューの際に、ロシア軍は2022年1月末から2月初旬に全面的侵攻を行うと発言していたことを指す)。
その上で同氏は、「そのため、完全な責任を持ってあなたに言うことができる。ロシアの計画は、ウクライナの完全な破滅である。絶対的完全な破滅だ。『もしかしたら、ロシアにはドンバスで十分かもしれない』というようなほのめかしについては、私はそのような質問をすることすらやめるようお願いする。私たちは、領土で交渉することはしない」と発言した。
これに先立ち、3日、ウクライナ軍参謀本部は、同軍が東部ルハンシク州リシチャンシクから撤退したと発表していた。