ロシア軍、南部ミコライウの大学2つにミサイル攻撃=各州情勢

ロシア軍、南部ミコライウの大学2つにミサイル攻撃=各州情勢

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ウクライナへの侵略を続けるロシア軍は15日朝、ウクライナ南部ミコライウの2つの大学にミサイル攻撃を行った。

キム・ミコライウ州軍行政府長官がツイッター・アカウントで報告した

キム氏は、「今日、ロシアのテロリストがミコライウの最大の大学2つを攻撃した。少なくともミサイル10弾だ。今、彼らは私たちの教育を攻撃している。私は、全ての民主的な国大学に対して、ロシアは本当はテロリストであるということを認めるようお願いする」と書き込んだ。

また、東部ハルキウ州のシニェフボウ州軍行政府長官は、テレグラム・チャンネルにて、15日未明、ロシア軍がハルキウ市に対してミサイル攻撃を行ったと報告した

シニェフボウ氏は、「3時頃、ロシアのミサイル2弾がホロドノヒルシキー地区の教育施設の近くに着弾した。爆発により、校舎の壁面が損傷し、窓が吹き飛び、校舎周りの路面電車の線路が破壊された。もう1つのミサイルは、インドゥストリアリニー地区の学校近くの中庭に着弾し、後者が損傷した。暫定情報では、死傷者なし」と報告した。

また同氏は、過去24時間、ロシア占領軍はハルキウ州のハルキウ地区、チュフイウ地区、イジューム地区、ボホドゥヒウ地区を砲撃し、民間住宅、経済施設が損傷したと伝えた。チュフイウ地区では、砲撃の際の破片で69歳の女性が負傷したという。

同州の衝突ラインでは戦闘が継続しており、ハルキウ方面では敵がウクライナ軍の国境方面へと進軍を防ごうとしているとのこと。イジューム地区では、敵はスロヴヤンシク方面への進軍を試みていると報告された。

また、ウクライナの国家警護隊の情報班が第40旅団の砲兵とともに、ロシアの自走砲「ノーナ」を2台破壊したという。

ノーナK破壊の場面 動画:第40独立火砲旅団(フェイスブック

その他の15日8時時点の各州軍行政府の情報をもとにした報告書の概要は以下のとおり。

ヴィンニツャ州(中部):ヴィンニツャ市では、ロシアのミサイルの市中心部への着弾により、36の住宅が損傷、内17が深刻な破壊。15日6時時点で、保健機関へ問い合わせた者は183名、内110名に支援が施された。病院へ搬送された者は73名、内3名が児童。現時点で、23名が死亡、内3名が児童、18名が行方不明。捜索作業、瓦礫撤去作業が続いている。

チェルニヒウ州(北部):昨晩、ロシア軍は、火砲にてカルポヴィチとムヒの近くを砲撃。犠牲者・破壊なし。

スーミ州(北部):昨日、敵は、同州8つの自治体を砲撃。様々な武器での40以上の攻撃を確認した。犠牲者・破壊なし。今朝、ロシア軍は、シャリヒン共同体を砲撃。犠牲者・破壊なし。

ドニプロペトロウシク州(南部):敵は、3つの地区を砲撃。ニコピリ地区では、砲撃により燃料が炎上。多連装ロケットシステム「グラート」のロケット弾と白リン弾(編集注:ママ)の破片を発見。クリヴィー・リフ地区では、敵は再びゼレノドリシクの公園を榴弾砲で砲撃。シネリニコヴェ地区では、ミサイル(複数)の学校への着弾が確認。救助隊が瓦礫を撤去している。死傷者は確認中。

ルハンシク州(東部):前線ラインでは、ロシア軍が襲撃の試みとともに火砲・ミサイルでの攻撃を継続。昨日は、ヴェルフニョカムヤンシケはじめ、少なくともミサイル攻撃1回と空爆が確認された。ビロホリウカでは、民間インフラが損傷。敵は2方面への襲撃に失敗。また、榴弾砲3回、迫撃砲4回、多連装ロケットシステム1回、戦車5回の攻撃確認。(被占領下)シェヴェロドネツィクでは、中央通りにて、ロシア人の車両が爆発した。6名負傷、内4名重傷。

ドネツィク州(東部):夜間と朝、ロシア軍はクラスノホリウカ、マルインカ、ヴェリカ・ノヴォシルカを「グラート」で砲撃。朝5時、敵は、コスチャンティニウカをミサイルで攻撃。5階建て酒豪住宅が村所し、1名住民が負傷。過去24時間、ドネツィク州では3名が死亡、7名が負傷。州は引き続きガス供給が止まっており、部分的に水と電気も止まっている。住民の避難が継続。

ミコライウ州(南部):朝ミサイル攻撃あり。過去24時間、リマニ、シェウチェンコヴェ共同体、シローケ共同体、バシュタンカ共同体へ砲撃あり。暫定情報では死者なし。昨晩、ベレズネフヴァテとレペティハへの砲撃後、乾燥した草が炎上。砲弾着弾とその破片でプリヴィリネ村で小麦畑が、ノヴォイヴァニウカで草原が炎上。ベレズネフヴァテ共同体では、コンタクト・ライン沿いの村々への砲撃が継続。

ヘルソン州(南部):24時間ずっと爆発が観察された。ウクライナ軍が敵拠点への精密攻撃を続けるノヴァ・カホウカで、状況が緊迫。日中複数の火災が確認され、近郊とダルイウカ共同体の平原が炎上。スニフリウカ近くの村々、インフレツ川、隣接州との州境の情勢が引き続き緊迫。ヘニーチェシク地区では、侵略者による住民への激しい虐待が確認されている。カホウカ貯水場から北クリミア水路への管理のない放水に関する情報が確認されている。

その他の州は相対的に平穏だった。


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