「私たちは1991年時点に認められた国境に到達する」=レズニコウ宇国防相
ウクルインフォルム
ウクライナのレズニコウ国防相は、ゼレンシキー宇大統領は参謀本部に対して、2014年以降占領されていた領土(クリミアやドンバス地方一部地域)を含む、ウクライナの全領土の脱占領計画の準備を命令していると発言した。
レズニコウ国防相がBBCウクライナ語版へのインタビュー時に発言した。
レズニコウ氏は、「大統領から参謀本部への、2014年以降占領されている領土を含む、ウクライナ全領土の脱占領に関する計画を策定せよとの具体的な命令がある。具体的な命令だ。その後はもう、計画の優先度の観点から、軍人が、可能性から判断し、(計画を)提案しなければならないのだ」と発言した。
同時に同氏は、それは具体的な攻撃作戦の話ではないと指摘し、大統領は政治的課題を定めるのであり、それを受けて、軍人が専門的に様々な一連の行動を準備するのだと指摘した。
同氏は、「私は、社会には必要なことを伝える必要があると思うと話している。誰かが『あーあ、計画をばらしてしまった!』と叫んだとして、私たちは、自国の被占領地を全て脱占領するつもりだという計画をどうして隠す必要があろうか? 私たちはそれは隠さない。私たちは、1991年時点に認められていた国境に達する、それだけだ」と強調した。
さらに同氏は、問題は行動の順序とそれに必要なリソースにあるのだと指摘し、「私たちは、そのことは全く隠さずに、私たちのパートナーと協議している。彼らは私たちの計画を知っている。そして、私たちの様々な進展にいつ何が必要かを理解しながら、私たちのことを支援しているのだ」と発言した。
写真:大統領府