ウクライナ軍、被占領下ヘルソン近郊の橋への攻撃を認める
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ウクルインフォルム
ウクライナ軍は27日、ロシアに占領されているヘルソン市の郊外に位置し、ドニプロ川にかかっているアントニウシキー橋への攻撃を再び実施したことを認めた。
ウクライナ軍南部司令部「ピウデン(南)」のフメニューク報道官がテレビ番組出演時に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。
フメニューク氏は、「ええ、攻撃はあった。しかし、それは繊細な攻撃だった」と発言した。
同氏はまた、ウクライナ軍は、敵にとって決定的な意味を持つ戦略的重要なロジスティック面・輸送面のルートを攻撃コントロール下に置いており、それによって敵の機動、戦力・弾薬の増強を妨げていると伝えた。
さらに同氏は、「私たちは、私たちの国にある全ての物を大切にしている。それがたとえ占領者の手にあろうとだ。私たちが壊しているのは、敵の計画であって、インフラではない」と述べ、だからこそウクライナ軍の活動は「デリケートかつ繊細」で、敵の戦意喪失を目的としたものとなっていると発言した。
また同日、ウクライナ軍の戦略的コミュニケーション局(ストラトコム)は、テレグラム・チャンネルにて、アントニウシキー橋にて撮られた動画を公開した。
ストラトコムは、「夜間のウクライナ軍の攻撃の後のアントニウシキー橋からの最初の動画が公開された。現在、逃げるのは徒歩か水を通じて可能となっている。成功を祈る!」と書き込んだ。