IAEA調査団、ザポリッジャ原発に到着
ウクルインフォルム
国際原子力機関(IAEA)調査団は1日、ロシアの占領下にあるウクライナ南部エネルホダル市に位置するザポリッジャ原子力発電所に到着した。
ウクライナの原子力発電公社「エネルホアトム」がテレグラム・チャンネルにて伝えた。
発表分には、「IAEA調査団がザポリッジャ原発に到着した」と書かれている。
これに先立ち、8月31日、IAEA調査団がザポリッジャ市に到着していた。
ザポリッジャ原子力発電所は、欧州で最大の原発であり、3月4日にウクライナを侵略するロシア軍に制圧された。以降、ロシア軍は、同原発敷地内に軍事機材や弾薬を配備し、敷地から近隣のウクライナ政府管理地域を攻撃したり、ウクライナ軍の攻撃に見せかけて原発敷地を攻撃したりしている。
ウクライナの原子力発電公社「エネルホアトム」社は1日、ロシア軍が占領するウクライナの町エネルホダルに対して迫撃砲で攻撃したことにより、同市に位置するザポリッジャ原発の緊急保守システムが稼働し、第5原子炉が緊急停止したと報告していた。
G7外相は8月10日、ロシア連邦に対して、ザポリッジャ原子力発電所の完全な管理を直ちにウクライナに戻すことを要求する声明を発出している。