ロシア軍、ウクライナ7州を攻撃=各地情勢
5日8時時点の各地軍行政府の情報をまとめた報告書に書かれている。ウクルインフォルムが伝えた。
スーミ州(北部):5日未明、ロシア軍はビロピッリャ共同体、ミロピッリャ共同体、ユナキウカ共同体、シャリヒネ共同体を砲撃した。ビロピッリャ共同体では、民間家屋と電線が損傷。犠牲者なし。4日、同州北部(シャリヒネ共同体、エスマン共同体、ズノブ=ノウホロツィケ共同体、セレディナ=ブダ共同体)への砲撃あり。約40の攻撃が確認。ズノブ=ノウホロツィケ共同体で電線が損傷。
ドニプロペトロウシク州(南部):ロシア軍は夜間、ニコポリ地区を2回攻撃。死傷者なし。ニコポリ市では、約10軒の民間家屋と1軒の集合住宅、さらに学校2軒、店、カフェが損傷。
ドニプロペトロウシク州の被害 写真:レズニチェンコ・ドニプロペトロウシク州軍行政府長官
ルハンシク州(東部):夜間、ロシア軍は迫撃砲で5回、榴弾砲で6回、ウクライナ軍の陣地と自治体近隣を砲撃。敵は2回、防衛線突破を試みるも撃退される。
ドネツィク州(東部):過去24時間で、民間人3名が死亡、6名が負傷。5日未明・朝、ロシア軍はアウジーウカ、マルインカ、クラスノホリウカを砲撃。州内はガス供給が停止しており、水・電気も部分的に停止。住民の避難が継続。また、4日、ドネツィク州では、ロシア軍はドネツィケ、オチェレティネ、バフムート、クラスノホリウカ、シヴェルシク、ヴェリカ・ノヴォシルカ、アウジーウカ、シェウチェンコ、シチェルビニウカ、スロヴヤンシク、フロモヴェを砲撃。集合住宅1軒と民間家屋19軒が損傷。
ハルキウ州(東部):4日夜、ハルキウ市のノヴォバヴァルシキー地区へS-300でのミサイル攻撃あり。3名が負傷。砲弾は地面に着弾、住宅が損傷。ハルキウ州では、ロシア軍がイジューム地区、ハルキウ地区、ボホドゥヒウ地区、チュフイウ地区を火砲で砲撃。1名が死亡、複数名負傷。
ミコライウ州(南部):ミコライウ市が再びミサイルで攻撃された。暫定情報では、S-300のミサイル4弾。内3弾は郊外の産業企業に着弾。犠牲者なし。バシュタンカ地区では、ベレズネフヴァテ共同体が恒常的に砲撃を受け続けている。犠牲者なし。また、リュボミリウカとヴェリケ・アルタコヴェが砲撃を受けた。5日3時〜4時30分、ノヴォオレクサンドリウカ周辺で砲撃あり、犠牲者・破壊なし。
写真:ミコライウ州軍行政府
ヘルソン州(南部):過去24時間爆発音が継続。敵の航空機が活動、侵略軍はミサイルを発射。夜、ヘルソン州の大半で再び停電発生。またもロシアの通信・インターネットが遮断された。
その他の地域は相対的に平穏だった。