ロシア軍、宇東部ハルキウの集合住宅をミサイルで攻撃
テレホウ・ハルキウ市長がテレグラム・チャンネルにて伝えた。
テレホウ氏は、「朝のハルキウ砲撃にて、キーウシキー地区中央部の集合住宅が被害を受けた」と書き込んだ。
さらに同氏は、「救助隊がハルキウ市中央部の瓦礫を片付けている。瓦礫の下からすでに3名(女性2名、男性1名)を救出した。暫定情報では怪我はないとのことだ」と伝えた。
国家警察ハルキウ州総局捜査局のボルヴィノウ局長は、フェイスブック・アカウントにて、今回のミサイル攻撃にて、5階建ての集合住宅の中央部分の3つの階が破壊されたと伝えた。また、警察は、200メートル離れた場所で生じた爆発は、別のミサイルによるものであり、中庭に着弾、こちらには犠牲者が出ていないと伝えた。
ハルキウ州検察広報室は、今回の着弾の詳細につき、「9月6日9時20分頃、ロシア連邦軍はハルキウ市中心部を攻撃。ロシアのミサイルが市キーウ地区5階建て集合住宅の屋根に着弾、3つの階が完全に破壊された。現時点で、火災鎮火と瓦礫除去、情報確認が行われている。もう1つのミサイルは、行政庁舎の中庭に着弾。最新情報では、占領軍は、ロシア連邦ベルゴロド州から発射したS-300のミサイルでハルキウを攻撃した」と伝えた。
さらに記者のマウリチェウ氏は、テレビ番組出演時、同建物の住民の大半はミサイル着弾時に避難していたと伝えた。同氏は、「その地区は、2月の侵略開始以降、ロシア人がミサイルや多連装ロケットシステムにて何度も攻撃しているところだ。そのため、その地区の住民の大半はずっと前に脱出している。5階建ての建物の3つの階が破壊されたが、そこに居たのは全部で3人だ。1人は高齢の女性で、彼女は(着弾時)ほとんど動いてなかったが、彼女のソファーは爆発にほとんど巻き込まれなかった。そのため、彼女は4階から下され、診察のために病院へ運ばれたのだ」と伝えた。
残りの2名は、女性とその成人した息子で、ほぼ怪我はしていないが、3階の彼らのアパートはほぼ完全に破壊されたという。2人は、貴重品の無事を確認するために、救助隊の活動が終わるのを待っているという。