解放されたヘルソン州の町「無傷の建物ほぼなし」=警察
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ウクルインフォルム
ウクライナの国家警察は13日、ウクライナ南部ヘルソン州ヴィソコピッリャの建物はいずれも砲撃で破壊されているか、ロシア軍人に略奪されているかの状態だと報告した。
国家警察がフェイスブック・アカウントにて報告した。
報告には、「ヴィソコピッリャ町解放後、警察はそこでロシア軍人による略奪事例を多く確認している。彼らは、建物の内部で盗みを働き、住民の自動車やバイク、自転車を奪っていた」と書かれている。
また、町には、無傷で残っている建物はほぼ存在しないとし、ほとんどが砲撃で破壊されているか、ロシア軍人により略奪被害に遭っているかだと伝えられている。
また、ヨシペンコ・ヘルソン州議会議員は、フェイスブック・アカウントにて、ヴィソコピッリャの牧場の殺された牛の動画を公開した。
ヨシペンコ氏は、「ひどい動画だ。長い間、ソーシャルメディアに公開すべきかどうか考えていたが、ロシア軍の犯罪は公開されねばならない。これは、ヴィソコピッリャ地区の住民の牧場から盗まれた動物たちであり、その後それらは太陽光電力を提供する企業の囲われた敷地内へと連れてこられたものだ」と説明した。
なお、12日、ウクライナ軍南部司令部「ピウデン(南)」のフメニューク報道官は、ウクライナ軍は南部にて過去2週間で約500平方キロメートルの領土を解放、ヘルソン州のヴィソコピッリャ、ノヴォヴォズネセンシケ、ビロヒルカ、スヒー・スタヴォク、ミロリュビウカがすでに解放されていると発表していた。
写真:ヨシペンコ議員(フェイスブック)