ドネツィク・ルハンシク両州のロシア占領地ではほぼ全ての男性が動員された=ウクライナ情報機関
ウクルインフォルム
ウクライナの情報総局のスキビツィキー代表は、ロシアにより占領が続くウクライナ東部ドネツィク・ルハンシク両州一部地域ではすでにほぼ全員の男性が動員されていると発言した。
スキビツィキー氏が英ガーディアンにコメントした。情報総局広報室が伝えた。
スキビツィキー氏は、「私たちは、一時的被占領下ルハンシク州・ドネツィク州にてほぼ全ての男性住民が動員されたのを目にしている。私たちは、ロシアによる占領下ヘルソン州・ザポリッジャ州の『併合』後には、そこでも動員が発令されると評価している」と発言した。
同氏はまた、「ウクライナの課題は、戦場でロシアに最大限の損失をこうむらせること、それが制裁と政治的孤立とともに、ロシアの経済と社会に影響を及ぼすことにある」と発言した。
さらに同氏は、ロシアによる戦術核兵器の対ウクライナへの使用の脅威は「非常に高い」との見方を示した。同氏は、「(編集注:核兵器による)攻撃は、もしかしたら、多くの人員と機材が配備されているの前線沿いの場所が対象となるかもしれない。または、重要な指揮センターや重要インフラが対象かもしれない。それを止めるためには、私たちは地対空システムだけでなく、ミサイル防衛システムが必要だ」と発言した。