ザポリッジャ原発総裁解放
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ウクルインフォルム
グロッシーIAEA事務局長は3日、ウクライナ南部に位置するザポリッジャ原子力発電所のロシアに拘束されていたイーホル・ムラショウ総裁が解放されたと発表した。
3日、グロッシー氏がツイッター・アカウントに書き込んだ。
グロッシー氏は、「私は、ウクライナのザポリッジャ原子力発電所の総裁、イーホル・ムラショウ氏の解放を歓迎する。私はムラショウ氏が家族のもとに安全に戻ったとの確認を受け取った」と書き込んだ。
また、ウクライナの原子力発電公社「エネルホアトム」社は、テレグラム・チャンネルにて、ムラショウ氏の解放につき、「10月3日に占領者が彼をウクライナ政府の管理する地域へ『捨て去った』ことがわかっている。今、イーホル・ムラショウ氏は安全なところにおり、ザポリッジャ市のザポリッジャ原発外部危機センター内にいる」と伝えた。
同社は、ムラショウ氏の解放は、本件に注目が集まったこととグロッシーIAEA事務局長の甚大な努力のおかげだと指摘した。
これに先立ち、ロシア軍は9月30日、ウクライナ南部にて占拠しているザポリッジャ原子力発電所のイーホル・ムラショウ総裁を拘束していた。10月1日、ウクライナ外務省は、ロシア軍による今回の拘束は国家テロであるとし、ロシアに対して速やかな解放を求める声明を発出していた。