7日のロシア軍攻撃で死亡したウクライナ民間人21名=各地被害
8日、ウクライナのティモシェンコ大統領府副長官がテレグラム・チャンネルにて発表した。
発表された地域別の犠牲者数は以下のとおり。
ドニプロペトロウシク州(南部):死者1名、負傷者3名
ドネツィク州(東部):死者15名、負傷者17名
ザポリッジャ州(南部):死者4名、負傷者5名
スーミ州(北部):死者1名
ハルキウ州(東部):負傷者6名
また、8日、東部ドネツィク州警察は、過去24時間で同州15の自治体が攻撃され、23の戦争犯罪事例を確認した、民間人死傷者が出ていると報告した。
攻撃を受けた自治体は、アウジーウカ、バフムート、トレツィク、チャシウ・ヤル、コスチャンティニウカ、マルインカ、オチェレティネ、ピウニチネ、ザイツェヴェ、カルリウカ、フェドリウカ、パウリウカ、イェリザヴェチウカ、トルシケ、ノヴォポリ。
また、パウリウカでは、多連装ロケットシステム「グラート」の砲撃により、2006年生まれの児童が死亡したという。
州内では、民家14軒、診療所、幼稚園が破壊された、あるいは損傷したという。
南部ドニプロペトロウシク州ニコポリ地区では、検事総局が、7日のロシア軍攻撃で住民1名が死亡、3名が負傷したと報告した。
発表によれば、ロシア軍は、ニコポリ地区チェルヴォノフリホリウカ共同体を砲撃。住民1名が死亡、3名が負傷、民家、経済施設、自動車、電線げ損傷したという。
また、8日未明には、ニコポリ地区のマルハネツ共同体とミロヴェ共同体が砲撃され、民家、経済施設、バス停、電線、送ガス管が損傷したと書かれている。
またレズニチェンコ・ドニプロペトロウシク州軍行政府長官は、ロシア軍は、ニコポリ地区に約80弾の砲撃を行ったと報告した。
国境警備庁は、北部スーミ州とチェルニヒウ州の状況について、7日を通じてロシア領から両州5つの自治体へのの砲撃が確認されたと伝えた。
発表には、敵はロシア領からヘリにて約20発のミサイルをスーミ州の国境付近に放ったと書かれている。着弾被害は、ポヌリ、ホチン共同体、ニコライェヴォ=ダリノ、クラスノピッリャで確認。とりわけ、クラスノピッリャ共同体では、建物に火災が発生し、住民1名が死亡したという。チェルニヒウ州では、セミニウカ共同体、ノウホロド=シヴェルシキー共同体、チョルノゼムニー・ホロドク、スノウ共同体への攻撃が確認されたと書かれている。