ウクライナ各地でロシア軍によるミサイル攻撃
10日朝のキーウ市のミサイル攻撃については、クリチコ市長とゼレンシキー宇大統領が報告した他、国家警察が、フェイスブック・アカウントにて、現時点では死者5名、負傷者12名が判明していると伝えた。
南部ザポリッジャ市では、スタルフ州軍行政府長官が、テレグラム・チャンネルにて、10日未明に、再び同市住宅街へのミサイル攻撃が行われたことを報告した。
また、スタルフ氏は、ザポリッジャへの同日の攻撃はおそらくS-300を使った7発のミサイル攻撃だとし、着弾によりインフラ施設と高圧電線が損傷しており、市内では停電のおそれがあると指摘した。
スタルフ氏は、「敵のテロは継続している。ミサイル攻撃により、再び集合住宅が破壊された」と報告した。
また、クルチェウ市議会書記は、同日朝、テレグラム・チャンネルにて、同攻撃により住民が1名死亡したことを報告した。
西部リヴィウ州では、コジツィキー州軍行政府長官が、テレグラム・チャンネルにて、州内のエネルギーインフラ施設への攻撃が確認されたと伝えた。同時に同氏は、「写真も動画も予測も一切拡散しないように! 敵を助けてはならない」と警告した。
南部ドニプロペトロウシク州では、レズニチェンコ州軍行政府長官が、「州に対して大量のミサイル攻撃が行われた。死傷者が出ている。着弾現場では関係当局が活動している」と報告し、ミサイルの脅威は残っており、シェルターから出ないように呼びかけた。
中部キロヴォフラード州では、ライコヴィチ州軍行政府長官が、テレグラム・チャンネルにて、クロピウニツィキーでの爆発音につき報告した。
南部ミコライウ州では、キム州軍行政府長官が、テレグラム・チャンネルにて、「ミコライウ州ヴォズネセンシカ地区にて防空システムがミサイルを2弾撃墜した」と報告した。
また、東部ハルキウ州では、シニェフボウ州軍行政府長官が、テレグラム・チャンネルにて、ハルキウ市に複数の攻撃が行われたと報告した。他方、攻撃が何によるかは指摘されていない。
その他、テルノーピリ州、ヴィンニツャ州、キーウ州でも防空システム作動が各州軍行政府長官により報告されている。