ウクライナへの大規模ミサイル攻撃は露で新たに任命されたスロヴィキン総司令官のやり口=宇国防省情報総局
ユソウ氏がテレビ番組出演時に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。
ユソウ氏は、ロシア占領軍の総司令官に最近任命されたセルゲイ・スロヴィキンは、航空部門に所属したことがないままにロシアの航空宇宙軍を率いていること、以前はシリアのロシア航空群の指揮をとっていたことで知られる人物だと指摘した。
またユソウ氏は、「これが彼のやり口、ウクライナにおける占領軍新『ガウライター(大管区指導者)』のインフラ、とりわけ民間インフラ施設へとミサイルを投げ込むスタイルだ。彼は、飛行機が飛んでいて、飛行機からミサイルを発射できることは知っている。プーチンの新しい任命が、ロシアで何らかの意味があること、何らかの迅速な結果を示すために、それ(ミサイル攻撃)は行われたのだ」と発言した。
同時に同氏は、そのような攻撃は戦略的にはロシアにとって何の変化ももたらさないとし、ロシアは負けるのであり、ウクライナ領は解放されるのだと指摘した。他方で同氏は、「しかし、これは、ウクライナが単に侵略者と戦っているというのではなく、テロ国家と戦っていることについての全世界に対するもう一つの証明である。単にテロ支援国家ではなく、テロを行っている国、軍との戦いだ」と強調した。
同氏はまた、ロシアのミサイル攻撃により重要インフラや、キーウにある外交代表部のような民間施設もダメージを負ったと指摘し、「それはテロ行為である。ウクライナと世界は、このテロ国家を打倒するために団結せねばならない」と発言した。
10日、ロシア軍はウクライナ各地に大規模なミサイル攻撃を行った。キーウ、フメリニツィキー、リヴィウ、ジトーミル、ドニプロ、ハルキウ、クリヴィー・リフなどの自治体が攻撃を受けており、インフラ施設が破壊された他、民間人に犠牲者が出ている。