キーウ市への自爆型無人機攻撃、住宅へ着弾 住民2名が瓦礫の下
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ウクルインフォルム
キーウ市軍行政府は、ロシア軍による17日朝のキーウ市への自爆型無人機による攻撃は、9時00分時点で4回確認され、またシェウチェンキウシキー地区の居住用建物への着弾もあると報告した。
キーウ市軍行政府がテレグラム・チャンネルにて報告した。
行政府は、「9時00分時点で飛来4件を確認。敵は攻撃し続けている。シェウチェンキウシキー地区の居住用建物への着弾が確認された。現在犠牲者についての情報確認中である」と書かれている。
クリチコ・キーウ市長は、テレグラム・チャンネルにて、同地区の着弾した居住用建物から18名が救助されたが、2名が瓦礫の下に残されており、救助作業が続いていると伝えた。破壊された建物の火災消火と瓦礫除去が続いており、また死者の有無は確認中だという。
同氏はまた、キーウ中心部の通り数本にて、車道が封鎖されていると報告、また自爆型無人機の残骸の写真を公開した。
また、ゼレンシキー宇大統領は、フェイスブック・アカウントに、「敵は、夜と朝の間ずっと、民間人へテロを行っている。自爆型無人機とミサイルがウクライナ中を攻撃している。キーウでは、住宅への着弾があった」と書き込み、動画を掲載した。
さらにゼレンシキー氏は、「敵は、私たちの町を攻撃することはできるが、私たちを壊すことはできない。占領者を待つのは、正義の罰と未来の世代への断罪だ。私たちを待つのは勝利だ」と強調した。
その他、カミシン国鉄ウクルザリズニツャ社総裁は、ツイッター・アカウントで、キーウ中央駅近くでの着弾を報告し、犠牲者は出ていないと伝えた。ウクルザリズニツャ社は、テレグラム・チャンネルにて、キーウ駅では全ての電車が予定通り発着していると報告した。
これに先立ち、17日朝7時前から、ウクライナ首都キーウ中心部のシェウチェンキウシキー地区にて複数の爆発が報告されていた。なお、9時30分頃にキーウの空襲警報は解除されている。