現時点でキーウ方面再侵攻のリスクはない=ブダーノウ宇情報総局局長
ウクルインフォルム
ウクライナの国防省参加情報総局のブダーノウ局長は、現時点でキーウ(キエフ)方面への攻撃を仕掛ける部隊編成を行っている兆候は全くないと発言した。
ブダーノウ局長がウクラインシカ・プラウダ通信へのインタビュー時に発言した。
ブダーノウ氏は、「現時点でそのようなものはない。理論的にそのようなことを行うことはできるだろうか? できる。そのためには、部隊移動に大体2〜2.5週間が必要となる。それがないのだ」と発言した。
同氏はまた、ベラルーシ軍のウクライナへの攻撃可能性についての話は、ウクライナ国内報道機関が4月ごろから報じていると述べ、「おおよそ1か月半に1回は、その恐ろしいベラルーシ軍団が明日必ず侵攻してくる、などとの発言が出てくる。しかし、現実は少し異なっている」と指摘した。
同氏は、ロシアは現在ベラルーシに一定数の部隊を投入しているとしつつ、しかし、ロシアの発表内容とロシアが実際に投入しているものとの間には絶対的な差異があると発言した。
加えて同氏は、現時点で攻撃用の部隊編成はいかなるものも全く行われている兆候がないとし、現時点で、ロシアはベラルーシに移動させた兵力は約3200人だが、ただしその移動は重火器を伴わないものだと指摘した。同時に同氏は、ベラルーシは反対に、自国領の長期保存地点からロシア領へと機材を全て移動させていると伝えた。