25日のロシア軍の東部ドネツィク州攻撃28回 民間人死者5人
写真・動画
ウクルインフォルム
ウクライナの国家警察は、25日のロシア軍の東部ドネツィク州の攻撃は計28回だったと発表した。
26日、国家警察広報室が写真・動画とともに被害を報告した。
発表には、「警察は、ドネツィク州へのロシアの攻撃を28件記録した。24時間で敵は13の自治体を攻撃した。ロシア人の標的となったのは住宅である。民間人に死者と負傷者が出ている」と書かれている。
ドルジュキウカの被害 動画:国家警察
発表には、ロシア軍が攻撃した自治体は、バフムート、アウジーウカ、クラホヴェ、トレツィク、ドルジュキウカ、チャシウ・ヤル、ピウニチネ、トネンケ、クラスノホリウカ、ドルジュバ、カルリウカ、シェウチェンコ、ベルディチであり、使われた武器は、榴弾砲、多連装ロケットシステム「グラート」「ウラガン」だと書かれている。
写真:国家警察
警察はまた、これら攻撃により、民間施設が計11件破壊された/損傷を受けたとし、その内6件は民家で、他はコークス工場、学校、経済施設、ガレージだと伝えた。
さらに、ロシア軍の進軍目標と見られているバフムートについては、「露シスト(編集注:ロシア+ファシストの造語)たちは、バフムートに対して4回攻撃を行った。朝9時頃の砲撃の1つが、民間人の命を奪った。民家とインフラ設備が損傷したと伝えた。
また、ティモシェンコ宇大統領府副長官は、テレグラム・チャンネルにて、25日のウクライナ全土のロシア軍攻撃による民間人被害者は、死者11人、負傷者14人だと発表した。
発表された地域別の被害者数は以下のとおり。
ドニプロペトロウシク州(南部):死者2名、負傷者4名
ドネツィク州(東部):死者5名、負傷者4名
ザポリッジャ州(南部):死者2名、負傷者2名
ハルキウ州(東部):負傷者1名
ヘルソン州(南部):死者2名、負傷者3名